俺にだけ小悪魔な後輩は現実でも可愛いが、夢の中ではもっと可愛い2

ラノベ

 こんにちは♪

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あらすじ

紆余曲折ありましたが、私は生徒会に残ることができました。脳裏に焼き付いているのは、私を引き留めるセンパイの姿。そうして改めて思うのは……センパイって絶っ対、私のこと大好きですよね!
必要なのは最後の一押し! センパイのことを知り尽くしている陽葵ちゃんにもアドバイスをもらい、攻めの姿勢でアプローチ開始です! 作戦が成功した暁には、センパイとあんなことやこんなことまで……えへへへへ、やっぱり夜は妄想が捗りますね~!
幸せな気分に浸りながらおやすみなさい……って私たち、夢の中ではとっくに両想いじゃないですか!? 聞いてないんですけど!?
――新感覚の筒抜け系ラブコメ、千春の空回りが加速する第二弾!


おすすめ度:★★★★★


感想


 『夢』の中では”両想い”、『現実』では”両片思い”という結構面白状況の作品2巻。

 1巻では『夢』の中の千春の言葉を元に彼女の窮地を救い、生徒会に残らせることに成功し、ここからどうするかと楽しみにしていましたが…

 冒頭から面白い展開が待ってる待ってる。

 とあるきっかけから”素”が日葵にばれた千春が自分の想いを伝えるために行動開始!

 ここだけ見ると前の巻からとても成長した姿だと思えるのですが…本作の場合『現実』で行っているものよりも『夢』のほうが進んでいるため、思った反応が貰えず…

 なにより、『夢』を見るたびにその記憶がよみがえり、もだえる姿がかわいいですね。

 そして、今回はそれ以外にもイベントが盛りだくさん…

 なのだが、、、自分がもっとも印象に残ったのは日下部家の”母親”の登場からの一連の流れ。

 基本的に『夢』を覚えている慧吾がアドバンテージもあって押しているイメージなのですが、そんな彼が”弱さ”を見せるという展開が…

 なにより、”今”を作った元凶と幼少期、どういう風に過ごしたかを垣間見て、なんとなく最近のニュースとかも思い浮かべてしまいましたね。

 今回の問題とは反対と言えば反対ですし、同じと言えば同じような状況…

 自己肯定感を強めたか、自己否定が強いかの違いなのですが、、、どちらにしてもひどい話です。

 そんな彼を支えようと、変えようと、母親以上の愛を与えようとする千春にヒロイン力というのを見ることができるエピソードでよかったです。

 ラストではまさかという展開もありましたが、まぁ、こんなところでこの面白展開が終わるわけないという満足感がありました。

 結構家族間との仲もよくなってきたので次回以降どうなっていくのか楽しみです。(離れることも多くなりそうな展開なので夢の中の千春がどう暴走するかも注目)

俺にだけ小悪魔な後輩は現実でも可愛いが、夢の中ではもっと可愛い

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