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あらすじ
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。
師匠の安士に背中を押され、彼はついにロゼッタとの結婚式を挙げることを決めた。
しかし皇位継承権を賭けた代理戦争に巻き込まれ、結婚式は中止の危機に陥ってしまう。
それでも最初は決着を急ぐ気のないリアムだったけど――
「わたくしはダーリンと一緒にいるのが幸せなの」
敵の姦計も味方の裏切りも食い破る、逆転の一手を打ち出すのだった!
一方、戦争の裏ではリアムを排除するため最凶の刺客が生まれようとしていて……!?
悪徳領主が目標なのに花嫁を幸せにしちゃう(?)勘違い領地経営譚、第10幕!!
おすすめ度:★★★★★
感想
アニメもスタートし、絶好調の本作。
安士を助けたことで『一閃』を完成させることはできたが、同時に今まで逃げていた”結婚”が目前に迫った今巻。
案内人の”助け”は今回どのようなことになるのか…
すんなり結婚まで行くのかと思われるも、そんな素直に言っても面白くなく、裏で暗躍する愚かな人たちにより地方領主同士の小競り合いに引っ張り出されることになったリアム。
しかし、そこでも案内人が関与したことにより、リアムにとって優位に働く結果に…(案内人には可哀そうだが、頑張れ!)
今回の戦争は皇位争いの代理戦争と位置付けられたことにより、長かったカルヴァン俺は星間国家の悪徳領主!⑨派閥との決着も…
そして、これによりロゼッタの”本心”を知ることに…そのことを知ったリアムがどのような行動に出るかは是非読んでもらいたい。
様々な手段を用いてリアムの足を引っ張り、なおかつ対抗策を用意してきた対リアム陣営だったが、無能のがどれだけ集まろうとも無能という結果に…
それゆえなのか、案内人の苦労も多く、さらに想定されていない行動ばかりする周囲に振り回される結果に…
今回に関しては本当に案内人が可哀そうに思えましたね…
とどめはリアムを倒すために用意したものが”結婚祝い”と思われていること…
本当に哀れです。
そんな感じで、今巻である意味長かった皇位継承戦は決着。
”真の敵”?の正体もつかんだとのことで次巻から少し領地経営になるのかな?
一旦休んで戦力も整えなくてはいけないし、それを支える基盤も必要なのはわかりますからね。
ここからどのようになっていくのか、今後が楽しみです。
アフターとして、カルヴァンが幸せそうなセカンドストーリーを過ごせているのがなんだかすごくほっくりしました。