冷徹皇子の帝国奪還計画 1

HJ文庫

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あらすじ

クーデターにより一族を惨殺された帝国の元皇子ヘンリック。
そんな彼に、二十二歳で病死した日本人宮籐稔侍の魂が憑依した。
ヘンリックの記憶を受け継いだ稔侍は、現皇帝への復讐を誓う。
「どんな手を使ってでも、必ず帝国を奪還してやる!」
折よくも隣の弱小国へ婿入りすることになった彼は、現代知識で新産業を打ち出し、国の財政難を解決。
更には精鋭揃いの私兵隊を超育成して、腐敗する無能貴族を手ゴマに大出世する!
冷徹皇子による内政無双x復讐譚。


おすすめ度:★★


感想


 ・・・個人的に騙された感が強い作品だった…

 いやね、基本ジャケ買い+プロローグが好みだったからその先に期待が大きかったのが敗因か?

 プロローグで復讐するための動機や描写が良くてここからどういう流れになるのか楽しみだったところでいきなり憑依設定入ってきて混乱しました。

 そのあとも現代知識を使って経済成長、そして、元の人格からくる冷徹な対応と二種類の形がありよかったと言えばよかったですし、他作品のように十何年経ってから詳細な知識を持っているよりもいいのですが…

 それでも”自らの”能力で祖国を取り返す姿が見れると思っていたので…(あらすじ読めば書いてありますが、読まない派なので、、、)

 転生・憑依物+戦記物が好きな方は好きかもしれませんし、初めからわかっているなら素直に読めるかもしれません。

 さて、内容としては上記にもしましたが、序盤から中盤にかけて内政がメインとなります。

 現代知識を使って国内の財政再建、就職難民の補助等による国力強化。

 そして腐敗した貴族を粛正することで内政浄化と本当に内政重視の内容。

 基本的にやることを示して時間を進めて結果を表示という感じで内政も好きな自分にとってはちょっと物足りない…

 で、ラストは早急に進めた改革のために戦になりますが…

 そちらに関しては人間味も出ていて個人的にはよかったかな?

 周囲の国との関係性や、内政もあるので、次巻がどういう流れになるかはわかりませんが、もう少し様子見しながら読んでいこうと思います。

 戦記物が好きな人はお試しにどうぞ。

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