「キスなんてできないでしょ?」と挑発する生意気な幼馴染をわからせてやったら、予想以上にデレた2 

GA文庫

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あらすじ

「意識してないなら、これくらいできるわよね?」
風見一颯には生意気な幼馴染がいる。金髪碧眼で学校一の美少女と噂される、神代愛梨だ。
とある出来事から勢いに任せてキスしてもなお、恋愛感情はないと言い張るふたりだったが、
徐々に行為がエスカレートしていき……、
「許さない? へぇ、じゃあどうしてくれるの?」
「……後悔するなよ?」
挑発を続ける愛梨をわからせようとする一颯に、愛梨自身も別の感情が芽生えてきて――?
両想いのはずなのに、なぜか素直になれない生意気美少女とのキスから始まる焦れ甘青春ラブコメ第2弾!


おすすめ度:★★★★


感想


 見るからに両想いの二人の絶対に認めないラブコメ2巻。

 1巻で自分の内面をさらけ出し、キスをした二人。

 そこからどんな展開になるのかと思っていたら、ただただ甘い日常の連続。

 お互いに普段やっていることが”特別”と思っておらず、日常になっているからこその関係が本当にエモい。

 1巻に引き続き場面場面による視点の切り替えによりそれぞれの考えがよくわかり、相手に対してどう思っているかというのが如実に表れているのはいいです。

 そして、お互いが無意識だろうと意識しているのは変わらず、そんな状態でキスをし、追い打ちをかけるように心が弱ったところを支えたことでハードルが下がり…

 その結果自分の気持ちに素直になり、相手の気持ちを確信した二人。

 このままどちらかが告白して結ばれるという形でもいい気もするが、そうはならず、お互いに”相手から”告白させると決意。

 似た者同士の二人が今後は相手に告白をさせるために知略のすべてを使うことになるのか?

 心配なのはここまではお互いに”すれ違っていた”からこそ”自然”に行動していたわけなのだが、ここからは考えて行動するため”不自然”さが出てしまう気がする。

 自然体の中で垣間見れる二人の仲が読んでいて気持ちがいいので、できる限り”自然体”を残してほしい。

 二人がどのように動くのかはわかりませんが、3巻に期待を膨らめ、着地地点を見てみたい。

「キスなんてできないでしょ?」と挑発する生意気な幼馴染をわからせてやったら、予想以上にデレた 

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