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あらすじ
にぎやかな大晦日、年が明けて晴れ着で初詣! 結花との楽しい冬休みを過ごすなか、俺は重大な決断をした。俺と結花の関係を進めるため、ご両親への挨拶に結花の実家へ訪問!
ところが、お義父さんが明かすまさかの「真実」と「課題」。それをクリアするため、俺は中学時代の黒歴史と、ついに向き合う。来夢と再会することに…って、なぜかそこに結花も乱入!?
そして、結花もいよいよ大きな決断。同級生と仲良くなるため俺との関係、そして「もう一人の自分」も告白することに!?
結婚に向けて、俺たち自身と周囲が大きく動き出す。驚くことも、難しいことも、結花と一緒なら、きっとなんとかなる!
おすすめ度:★★★★★
感想
家族みんなでのクリスマスも過ぎ、次はいよいよお正月。
遊一と結花の関係が始まって結構経ち、それまでも様々なイベントももちろんあったが、ここで満を持して両家の両親が勢ぞろい!!!
婚約者として結花の両親への挨拶という大人であっても緊張する一大イベントに案の定緊張する遊一の姿には何とも言えない気持ちになりつつも、その成長を思わせる場面も。
結花の両親は流石はあの二人の親というべきか、母親のほうが濃かったのは驚きが。
一応過去にも結花を心配する場面もあったことからまともな両親かとも思ったが、なんかすごかった…
そして結花の父親からもたらされたこの婚約の”真実”
遊一と同じ認識だったこちらからしても予想外のことに遊一と同様驚きました。
さらに畳みかけられるように問いかけられた”質問”には親として子供を思う気持ちがとてもよくわかる場面ですね。
その”問”の”答え”を求めて遊一は今巻全編を通して行動していくわけですが、、、
その過程でついに今まで目を背けてきた『過去』と対面することに…
こちらとしても不明な点が多く、わかっていたこともただ、「振られたという事実」と「来夢」という相手の名前。
『過去』に隠された『真実』と向き合い、さらに近くで見てきた結花の成長…
恐らく今までで一番遊一の【覚悟】と”成長”が見られた巻ではないでしょうか。
今まであった伏線の多くも回収され、徐々に終わりに向かっていくのがなんとなくわかります。
ラストには自身の覚悟を胸に両家の顔合わせに挑む遊一と結花。
一つの”結末”を是非読んでください。
それにしても、途中からなんとなく察していたが、ほんとうに”そう”だったんですね。
バレバレの伏線もまだまだ分からない伏線も含めて二人の今後に期待大。
両親に認められ、過去とも対面し、今度はいったいどういう展開が待っているのか次巻が楽しみです。