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あらすじ
かつて“イイ感じ”の雰囲気になった女子たちとの過去。
あのときの後悔を胸に、涼太は勇気を出して優佳に告白し――ふたりは付き合うことに!
昼休みは二人きりの密会、恋人にして欲しいことなんて話をして……まるでバラ色の高校生活!
一方で、
「私、あなたに彼女がいること気にした方がいいの?」
「吉木ともっとこーゆーノリ続けたかった」
幼馴染・麗美と女友達・由衣との絆にも変化が訪れる。
彼女ができたら変わるもの、変わって欲しくないと願うもの。
それぞれが距離感に悩むなか、涼太が熱で倒れ――麗美が看病をしていたところ、
「え? 二階堂さん?」
鳴ったインターホンの先には優佳がいて!?
おすすめ度:★★★
感想
1巻のラストで早々にヒロインの一人と付き合って、2巻では深堀しつつ甘い感じの空気を出すのかと思ったのだが…
思った以上にストレスとカロリーを使う巻だった。
そもそも最初に絡むのが”恋人”ではなく、”女友達”と”幼馴染”というところからスタートしているので疑問に感じていたのですが、関係性の変化を拒む涼太の認識から厳しい目線に…
その後についても優佳との関係性を周囲に秘密にするというのは納得できるのですが、それにしても二人の関係性が薄すぎて読んでいて結構きつくなっていました。
挙句の果てに善意で施しを受けた結果が振るわなかった後の感想が自分の中では厳しかった…
恋人になったのだから恋人らしいことをもっとしてほしいというわけでもなかったが、やっていることが今までの延長線上のような感じで、二人の間に溝があるのはずっと気になっていた。
もちろん、残りの二人に対しての対応も変えることなく、逆に変な噂にならないように行動していた二人に対して今までの行動を促すのは相手の評価に関わるようなことがわかっていない…自己中心的な行動が目立つのもね…
その後は今巻のメイン?である優佳の深堀もされるにはされたが、、、個人的には不完全燃焼どころか本当に優佳のターンだったのか疑問。
個人的には結衣の話のインパクトが大きく、彼女のほうが今巻のメインだと言われても納得できる内容に。
それで終わればよかったのだが、優佳がフェーズアウトしそうなのもどうかという思い。
表紙の感じと涼太の言動から今後も登場し、今までのような”関係性”を求めると思いますが、優佳がそれに対してどう感じるか…
一応次巻は結衣が彼女の枠に収まる形になりそうだが、、、どうなるのか?
涼太の相手に求めている形が歪に感じるので今回は早々に破局にした感じも…?
今後がどのような展開になるのかはわかりませんが、今巻で結構なふるいがかけられたと思うので気になる方は読んでみてください。