お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について4

ラノベ

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

「結婚しよう、愛理沙。絶対に君を幸せにする」 偽物から本物の婚約関係に変わった高瀬川由弦と雪城愛理沙。 今まで以上に関係を深めたい二人は、キスの練習をしたり、お花見デートをしたり、プールデートをしたり、と甘い時間を一緒に過ごす一方で、お互いの家柄や価値観の違いを目の当たりにした愛理沙は自分が由弦の婚約者に相応しくないのではと不安を募らせはじめる。 そんな二人の元に由弦の祖父から二泊三日の温泉旅行をプレゼントされ、一緒に行くことになるのだが……。 ニヤニヤ必至の焦れ焦れ甘々ラブコメディ、第四幕です。


おススメ度:★★★


 前の巻でようやく正式な婚約者となり、ここから漸く恋人らしいことや、進んだ関係になっていくのかと思ったら…

 ゆっくり二人の速度で歩むのはいいのですが、今巻の話題はなんか違うというか…

 今巻一番焦点が当たるポイントが”キス”になるのですが、その方法がシチュエーションとかではなくて、どことなし”義務”のように見えてしまったのは残念。

 次のステップとしてはいいのかもしれませんが、今までゆっくり歩んできていたのでその速度を崩すことなく、由弦には指輪を渡したときと同様にロマンティックな雰囲気の中で自然に”キス”まで行ってほしかったのが本心です。

 それが、お互いに”キス”を意識しつつ、フェミニストを全開にした結弦が一歩引いて責任を愛理沙に押し付けているように見えたのも恐らく残念なポイントの一つであり、その場の流れでキスをするというある意味残念な空気もできていたのもよくなかったのかも…

 結構デートや将来の話、そして今巻通して話題になった”キス”も済ませた二人はこれからどうする?

展開をせかす周りも悪い?

 個人的にはとても残念に思える展開になってしまった今巻ですが、冷静になるとこの空気を作りだしたのは何も由弦と愛理沙だけではないんです。

 愛理沙が結弦とのことを相談するいつもの女子メンバーや由弦の祖父など婚約者となったのだから少しおとなしくして、2人のペースで愛を育めばいいのに、せかすような言動などをするからそういう空気になってしまったのか?

 お花見やプールといった絶好のニヤニヤできるポイントが多かったにもかかわらず肩透かしを食らったのは、いい雰囲気になったとたん意識しすぎて素に戻ったりして、それまでの雰囲気が流される展開が続くため読んでいて肩透かしを食らう形に…

 周りも2人の関係を進めるためにいろいろ手を尽くしているのはわかるのですが、そのせいで2人が意識しす技てしまったのは違うと思います。

 今回は以前より多くのイベントをこなしつつも、いい雰囲気になるも理性が勝つという展開が続き、読んでいるこちらとしてはもやもや感が…

 それでもどのような経緯にしろ彼らが一歩先に進んだことに変わりなく、次にどのような行動を取るのかがカギになってくるか?

 じれじれしたラブコメが好きな方は好きな作品なのは変わりないので、急ぎ足よりじっくり歩んでいく作品が好きな方は読んでみてください。

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