お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6

GA文庫

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

真昼の支えもあり、過去の苦い思い出と正面から向き合うことができた周。
実家で真昼を可愛がる両親と、家族のぬくもりを喜ぶ真昼の姿を微笑ましく眺めながら、改めて隣にいてくれる彼女のありがたみを実感し、真昼のそばに居続ける決意と覚悟を新たにした。
夏も終わりに近づき、二人で浴衣を着て出掛けた夏祭り。少しずつ素直に気持ちを伝えあうようになった周と真昼の、夏の思い出は深まっていく――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。


おススメ度:★★★★★


 もはや言うまでもなく終始ニヤニヤが止まらないとても甘い展開が繰り広げられた一冊。

 5.5巻という短編集を挟んで本編が再開ですが、表紙の浴衣姿もそうですが、今回の挿絵もどれも最高でした。

 5巻から続く周の実家での話であり、シリアスな空気を混ぜながら読んでいて全く飽きさせない空気感と、”恋人”として一皮むけた周の行動によって今までと違う甘さになっているのもポイント。

 ちょっとラストに不穏な空気を醸し出したが、それがどうのように作用するのかは7巻に期待しつつ、そんなシリアスど真ん中でさえ甘い空気を作りだすこの二人はいったい…

 アニメ化も決まり、波に乗っている作品ですので、まだ読んでいない方は是非来年のアニメ放送前までに読んでもらいたい作品です!!!

開き直った周は強い?

 5巻で自分の過去と決別し、真昼と一歩先へと進んだからか、とうとう開き直り言動が結構大胆に!!!

 今までも褒めるところは褒めていたりちゃんとしていたのですが、周囲に対してはどうしても一歩引いたところで接していたように感じましたが、今巻ではついに覚醒?し、周囲に対して無駄に隠さなくなりました。

 そうすると必然的に真昼が攻め切られることが多くなるわけで、、、

 照れ隠しのバリエーションも豊富に周と過ごす姿はもはやただ砂糖を生成するだけでは飽き足らず、恐らく糖分多めの作品を読みなれた人でも厳しいものがあるほど…

過去の清算と未来への一歩

 5巻から続く実家という周がもともと住んでいた場所で過ごすことで、過去のトラウマと向き合い、友好関係の清算も済ませることに。

 5巻の時点ですでに最も忌まわしい過去との決別は真昼の手助けもあり清算済みですが、そのほかの友好関係については今巻で済ませることに。

 地元を離れ、新たな環境で真昼という最愛の人と出会い、樹や千歳といった気心知れない友人を手に入れたことを強く意識させられるエピソードでした。

 そして、周自身も自身の考えを口にすることで、本当の意味で過去を乗り越え、これから先真昼と共にあり続ける未来に向けて歩んでいくことを強く決意した場面でもあると思います。

結局いつもの速度といつもの距離

 さて、5巻のキスを経て、そして、周が開き直ったことにより、恋人としてステップアップはどうかというと、恐らく皆さんが思っている通り『いつも通り』です!!!

 共に過ごす距離感とか、周の行動がちょっと大胆になったとか細かい変化はありますが、そんな変化は些細なもので、結局はいつも通りの距離感で、じれじれとしかし、明確に甘い空気を楽しめます。

 まぁ、お互いがお互いに『駄目にされた』という認識はすり合わせ(この話題でも甘い空気を生成してました。)たので、まだまだ長い目で2人の様子を見ていけるのはとても嬉しいですね。

 何と言ってもこの二人の歩む速度と、距離感・空気が好きなので、いつまでも変わらない速度で少しずつ進んでほしいです。

 巻を増すごとに甘さが増し、これ以上どうやって甘さを出すんだろぉというところまで来た気がしますがいかがか?

 夏休みも終わり、周は過去との決着を、真昼は家族のぬくもりを得ることができ、もうすぐ2学期。夏休み前の短い期間ですが、周も周囲にアピールしていましたが、開き直ったことで周囲に対してどのように牽制するのか楽しみな部分です(*’▽’)

 いつも通りにしておけばそれが牽制になると思いますが、結構真昼に対して独占欲強いですからね…

 そして、真昼に対してとても不穏な空気が近づいてきていましたが、過去のように一人ではなく、周囲に心を許せる恋人や友人、未来の義理の両親がいるので、どのような事態が起きたとしても心を強く持って立ち向かってくれると思います。

  次巻では今巻以上の甘い空気をどのように作り出してくれるのか、そして、周囲に対してアピールを強めた周の学校での行動など楽しみが多く、何より、次巻ではドラマCD特典があるので、早く読みたい&聞きたいです!!!

蛇足

 皆さんは学生のころ長期休暇の宿題ってどういうタイプでした?

 本作では周・真昼さっさと終わらせてあとは定期的に予習復習という優等生

 樹は計画的にコツコツタイプ

 そして千歳は予想通り、最後に焦るタイプ

 どのような作品でも千歳のようなタイプって必ずと言っていいほどいますし、この話題が出ると書いてる気がしますが、どのようなタイプが多いんでしょうね…

 ちなみに自分は渡されたら速攻でやって基本的には長期休暇前に終わらせるタイプでした♪

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