ひとつ屋根の下で暮らす完璧清楚委員長の秘密を知っているのは俺だけでいい。

ラノベ

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

黒河スヴェトラーナは品行方正、成績優秀なスーパー委員長である。そして数年ぶりに再会した俺の幼馴染でもある。 だが、そんな一見完璧に見える黒河には“ある”秘密がーー。「たっくん、いる! たぶんなんかいるよぉーーぴぎゃあぁあぁあ」 実は彼女は夜に一人でトイレに行けないほど、ビビりだったのだ! 黒河の親の海外転勤をきっかけに同棲をすることになった俺は、彼女の弱点を克服するため協力することになりーー。「ねぇ、たっくん。……一人じゃ怖いから一緒に寝ない?」 おいおい、大丈夫か俺の高校生活!?


おススメ度:★★★


 展開自体はテンプレだが、そこに重大な弱点を抱えたチカ(スヴェトラーナ)の弱点克服を手伝うという展開はなかなか面白かった。

 ただ、弱点克服という名目で行動しているが、やっていることは種類を変えた通常の展開が多く、展開というよりもチカの様子をニヤニヤしながら読むのがメインになる作品。

 弱点を克服したい理由については途中からわかりやすくなっているので、健気だと思いつつも、次はどのように怖がってくれるのか楽しみという展開が多い。

 綺麗に収まったと思うので、続きという点では似たような展開が多くなりそうなので読み切りとして読むのがいいかもしれません。

 誰もが苦手なものの一つや二つあると思いますし、チカ自身将来のためにその弱点を少しでも克服しようと様々なことに挑戦する様子はある意味力を貰えます。

 彼女が弱点を克服する理由については上記した通りわかりやすい理由ですが、それゆえに彼女がどれだけ主人公のことを想っているのかがわかる理由でしたし、その理由を糧に自らの苦手なものを克服しようと挑戦し続けることは一朝一夕ではできないことだと感じます。

 ただ創作物だとしてもなかなかスムーズに苦手を克服できるはずもなく、多少マシになったか?レベルですが、些細な変化でも喜び、ドヤるチカが本当に可愛かったです。

 こういうタイプの作品なので周囲には互いの関係性を秘密にしているのは様式美となっていますが、それでも形としてはわかりやすいので。

 話の展開的には特に変わったものもなく、設定が幼馴染ということで、初対面から一気に好感度が上がったということではなかったので、関係の構築に急ぎ足にならない作風だったのもいい点。

 最近の流行を押さえつつ、”弱点”というものを前面に押し出した形の作品。

 ラブコメ要素もラブが少し少な目で、コメディのほうが個人的には割合が多かった印象。

 最近甘い作品かシリアス多めの作品をよく読んでいたから上記のような感覚になったかもしれないが。。。

 最初に書いた通り綺麗に終わったので、読み切りという感覚で読んでもいいかもしれません。

 続きがあるなら、次回からは三角関係が形成され、さらに、チカの弱点がどこかのタイミングでばれる展開になりそうだが、弱点克服のネタはまだあるのか?

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