キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦16

ファンタジア文庫

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あらすじ

――行こう、怨念渦巻く星のゆりかごへ。大人気ファンタジー第16巻。
「最初で最後の星戦だ。すやすや寝ているがいいさ、星の大敵」
帝国と皇庁――永きに渡り対立していた二国が、災厄と魔女イリーティアという”共通の敵”を前に手を組んだ。天帝ユンメルンゲンと女王ミラべアの対話を経て共同戦線を張り、それぞれ精鋭を連れて星の中核を目指すことになった両国。当然イスカとアリスも別ルートにて行軍することに。
「いい、イスカ! どっちが先に星の中核に着くか、勝負よ!」
しかし星の深淵で待ち受けていたものは、天帝の予想を超える禍々しき怨念だった。細音啓が放つ大人気ファンタジー第16巻。行こう、星の戦場へ。


おすすめ度:★★★★


感想


 ついにクライマックスへ動き出したストーリー

 星霊が住まい、『星の大敵』のいるダンジョンへの突入。

 さらに、いがみ合っていた敵国同士で手を取り合っての共同戦線という最高の展開に!!!

 ここから内容も濃くなると思うので一旦インターバルという感じで進み自体はゆっくりだったが、その分緊張感も伝わってきてよかった。

 それぞれの想いや、準備も済ませダンジョンへ。

 ”結果”を目のあたりにし、理解していたつもりでも、実際に『元凶』に汚染された脅威と出会ったことでその危険性を再認識するというのもいい感じで緊張感を得ることができた。

 次巻から恐らくひとつづつそれぞれの因縁に決着をつけていくと思うのだが、どのような展開が待っているのか今から期待大!!!

 主人公たちメインだけでなくサブキャラもいい味を出しており、それぞれの”因縁”や”過去”がとてもしっかりしているので周囲も含めて楽しみにしています。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦15

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