サキュバスとニート(2)

ラノベ

 こんにちは♪

 本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

「カズてめェこのカスゥ!! 冷蔵庫にあるあたしのプリン食ったろ!?」 一度は己の世界に帰ったはずも、なんやかんやで出戻ってきたイン子。そんな騒がしくも平和な二十楽家に、新たな騒動が巻き起こる……!「《乃艶》と申します。この度は助けて頂き、感謝の極みにーー……ございます」 和友の自室(兼イン子の部屋)に放置されていた召喚陣から飛び出してきた、見た目は美少女な妖怪・飛縁魔の乃艶。 行き場のない彼女に二十楽家で居候してもらおうと提案する和友だったが、縄張り意識の強いボス犬淫魔ことイン子が素直に承服するはずもなく……? 他にもイン子の一日コンビニバイトや和友の人生初合コンなどギャグ山盛り★ 狂乱ニート生活、第二弾!!


おススメ度:★★★


所感


 新キャラを迎えてさらにハチャメチャ度は上がったと思うし、前の巻と同様話のテンポもよく。逆全振りの作品なので、何も考えずに読めるのが最大のポイント。

 ただし、ギャグについてはあまりギリギリはつかず、結構余裕を持った描写が多いので、同作者の『シコルスキ』が好きな方には今一つな作品になるかも?

 微妙に家族の絆が見られ、二十楽家のヒエラルキーが如実に見られた一冊に。


感想


 前の巻からさらに登場人物が増え、カオスな盤面へ。

 イン子には新たな手下?とライバルが登場するも、結局やっていることは変わらず、いつも通り。

 1巻の時に比べて和友の成長が顕著に表れている分イン子の変わらない傍若無人っぷりがさらに光り輝くことに。

 この巻では、内容はどうあれなんとイン子が『働く』描写が登場!!?

 もともとは友和の成長を表したエピソードになるかと期待したが、そこは裏切ってくれ、目を覆いたくなるようなイン子の働く描写…

 ただ、イン子がその際に発していたセリフには結構共感を覚えました。

 働く場所はいつものコンビニだったのですが、タバコの銘柄って吸わない人にとっては本当にわからないんですよね…

 吸っている人にとっては『あたりまえ』かもしれませんが、それを常識にしてもらっても困りますし、定員があんな何十種類もある銘柄をすぐに覚えられるわけないんですよ…

 そういうのを緩和するために番号が振ってあるのにわざわざ『銘柄』を言うって…そのシーンだけはとても共感が得られました。

 全体的にやはりギャグ主体で、シリアスな展開があってもすぐにギャグに方向転換してくれるので、本当にスナック感覚で読むことができる作品。

 コンプライアンスの問題かわかりませんが、ギャグのキレは個人的には落ちていると思いますがそれでも楽しく読むことができる作品です。

サキュバスとニート

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