ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア13

GA文庫

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あらすじ

魔法衣を纏い。
新たな杖を腰に差し。
そして『彼女の短剣』をもって。
山吹色の髪を、切り裂いた――

語り継がれることのない破壊者の争乱、
『狂乱の戦譚』の幕が閉じ、日常を取り
戻しつつある迷宮都市。そんな中、喪失
を経たレフィーヤは過去の自分と決別し、
新たな力を求める。
千の妖精が志すのは、『魔法剣士』。
急激な成長、たゆまぬ研鑽の末の覚醒、
誰よりも生き急ぐ少女に白き同胞の面影
が重なり、アイズたちの心配が募る中、
『その時』は訪れる。
「学区が帰ってきたぞぉぉぉ!!」
懐かしき学び舎にして、もう一つの故
郷の帰港が、新たな始まりを告げる!
これは、もう一つの眷族の物語、
――【剣姫の神聖譚】――


おすすめ度:★★★


感想


 ・・・内容はよかったんですよ。

 本当に…

 何がダメって、どう考えても本編より時間軸が先に進むのはよくないでしょ!!!

 「この先、こんな話になりますよ」的なギリギリネタバレにならない程度ならよかったのに、しっかりとネタバレが含まれているから質が悪い。

 まだ読んでいない人は19巻が出てから読んだほうが良いかも・・・

 本編の感想ですが、前回の戦いで多少なりとも傷つき、失ったオラリオの人々。

 その中にはもちろん友を亡くしたレフィーヤも含まれており…

 今巻ではそんなレフィーヤが様々な葛藤を抱きつつも成長する物語。

 亡き共を想い、妄執するレフィーヤを周囲は危なげに見ていますが、囚われているレフィーヤに耳を傾ける余裕もなく、”理想”を追い求めて危険な道を進む姿は今までの彼女からしたら本当に危なく感じました。

 そして、今巻のメインとも呼べるレフィーヤの古巣でもある『学区』へ。

 レフィーヤにとっては懐かしい面々と交流し、そして学区の生徒を通して自らと向き合うことに…

 彼女の死を乗り越え、受け継ぐことで”先”に進む力を手に入れることに成功し、今後の活躍にも期待できます。

 さて、本編・ソードオラトリオ通してヒロインの剣姫様ですが、今巻ではほぼ空気です…

 さらにベル・レフィーヤといった慕っていた後輩が何者かにとられるという悲惨な状況から登場したシーンは結構かわいいorギャグ要因として登場。

 次の彼女の活躍はいつか?

 連続発刊が続く本作。

 ファンとしてはとても嬉しいことなので、今後も頑張ってもらいたいです。

 頑張ってください。

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