メンヘラが愛妻エプロンに着替えたら2

ラノベ

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あらすじ

メンヘラに対する苦手意識を乗り越えた愛垣晋助は琴坂静音と改めて「通い妻契約」を結び優しい共依存生活を送っていた。大学の夏休みに入り晋助の妹・結乃の誕生日に幼馴染・九条千登世と静音を招きお泊まり会を開催。皆でプールにも行って静音の水着にドキドキ!? しかしその誕生会がきっかけで静音の父・愛彦に静音が男の家に通っていることがバレてしまう。彼は妻の死を機に静音に対し病的な執着心を持ち、異常ともいえる束縛を行っていた。静音の「家族」の問題に立ち入るにはあまりに無力な晋助だったが――。メンヘラ美少女との半同棲ラブコメディ第二弾開幕!


おすすめ度:★★★


感想


 ・・・1巻で『通い妻契約』を結び、これからというところで、早々に静音の問題を解決しに行くのはいいのだが、早急し過ぎるうえに胸クソ展開しか待っていないとかどこの罰ゲーム?

 1冊の中で前半と後半で明暗がくっきりと分かれる今巻。

 前半部分は晋助とともに彼の地元へ、里帰りについていき結構明るい話題でいっぱい。

 いくつかご都合展開がありますが、概ね満足。

 個人的には前半と後半をいっそ巻を分けてもらって晋助の妹と時間をかけて仲良くなるという展開のほうが望ましかった。

 流石に人見知りという設定をしていてコロッと仲良くなるのはなんか違う気がする。

 そのあとも結構詰め込み過ぎな部分があり、特に後半に至っては静音の今後のことも関わっていただけにこんなに雑に扱っていいものかという疑問も…

 もちろん、暗い話題だけの本は売れないので、どこかでマイナスを打ち消す部分が必要なのは理解していますが、それによって展開が雑に感じるようになるのは違うと思う…

 後半に至っては”家族”という結構繊細な話題のはずなのに…

 毒親登場からとりあえずの和解までが早すぎる…

 問題自体も多くあり、それらをすべて許容するには自分はキャパオーバーでした…

 今後どのような展開があるのかはわかりませんが、彼がもう一度壁として登場することはあるのか?

 話についてはう~んという感じでしたが、表紙は相変わらずいいですね。(というか、最近のラノベのイラストいっつもいいんですけど…)

 前回はキッチンで料理シーンでしたが、今回は洗濯物を取り込むシーンですか…良きです。

 次回はどんな家事をやっているのかもちょっと楽しみな部分だったりします。

メンヘラが愛妻エプロンに着替えたら

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