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あらすじ
国民的人気俳優の隠し子である蒼井優人は、様々な学科がある私立一葉高校に入学する。
本人は進学科の一般人として、平穏な学生生活を送りたいのに……なぜか芸能科の女子達が彼をほっとかない!?
アイドル志望の幼馴染・堀田あかりとは距離が近すぎて彼氏疑惑をかけられたり、
同い年の人気若手女優・水瀬凪咲とのお隣さん生活が始まったりと、賑やかで注目されがちな日常に!
しかも、若い頃国宝級イケメンと呼ばれていた父親の遺伝は強く――
その隠れイケメンっぷりと秘めていた演技の才能から、凪咲の芸能科試験のペアを任せられ!?
キュートな才女に見込まれ囲まれる、芸能学園ラブコメ!
おすすめ度:★★★★
感想
出自に秘密を抱えた主人公が”芸能科”のヒロイン達に迫られる展開が結構よく作られているなぁという印象。
ヒロイン達との交流もなぜ始まったかが主人公の出自や場所を考えればすんなりと納得できるのもいいですね。
今巻のメインと言えるヒロインとしては2人で、一人は幼馴染、もう一人は隣人と接点を持ちやすいのもいいですね。
話の展開的に主人公だけ学科が違うのでどのように絡ませるのが”自然”かも個人的には重要なので。
幼馴染はやはりその距離感と”今”を壊したくないのか、さらに自らの”夢”も相まって兄妹のような距離感だが、他のヒロインが登場したことで今後どうなるか楽しみではある。
また、その性格のおかげで本作を回しているのは明らかに彼女であり、重要な部分では主人公だが、すべてのきっかけとなっているのはそう。
今巻では本当に歯車のような役割が多くみられたが、表紙にもなっており、唯一の距離感なので今後に期待。
もう一人のヒロインは現役の女優というある意味本作を象徴するような役。
主人公の”父親”とも縁があり、とある目的で主人公の通う学校へ入学しているというよく疑問になる”有名人がどうしてそこにいるのか”というアンサーがしっかりと用意されていたのも個人的には評価したい。
そして、そんな彼女が立場故窮地に立たされるというある意味お約束にはなるがそのあとの展開は人の好みによるかな。
自分は許容できる内容だったので楽しく読ませてもらえました。
メインとしては恐らくこの二人で、サブヒロインも登場していますが、ここに混ざってくるかはまだ不明。
なんにしても現状三角関係が出来たわけですが、ここからどうなっていくのかちょっと楽しみではある。
主人公の家庭環境については、まぁ、そういうこともありそうだし、ありえそうという感想。
特に業界の男女関係とかちょっと前のマスコミではないですがいいネタですからね…
この家族がそろって『家族団欒』というものができるのかも疑問に思いますが、個人的には実現してもらいたい光景。
内容としても展開としてもよかったので2巻以降も期待できる作品です。