こんにちは♪
本日の一冊はこちら(*’▽’)
あらすじ
晴れて東条冬季と《特別な関係》になった高校生・稲森春幸。いつもの同棲生活を過ごしていたそんなある日ーー。「ハル君! 助けてください!!」 尋常ではない様子の冬季。聞けば、生徒会長の秋元先輩から生徒会への加入を迫られているという。 俺と冬季が一緒にいる時間を守るため……どういうわけか、その決着は球技大会でつけることにーー!? そこへ現れた後輩・八雲世良。俺たちの関係を知った彼女は、俺の人生の伴侶として冬季が相応しいかどうか見極めるそうで……。「いいでしょう! 全て叩き潰して差し上げます!」 平穏な甘々生活を守るべく、東条冬季は決意するーー!
おススメ度:★★★
前の巻で冬季と共に歩むことを決め、自身の在り方を決め、内心的に成長をした春幸のおかげで少し成長したように感じ、前の巻よりかはよかったかと…
ただ、今巻でも冬季の理不尽さおよび、今回生徒会長の秋元の登場によりさらに何とも言えないような展開に…
正直なところを言えば後輩である八雲の存在がとてもいい味をだして、上記2人の異常さを際立たせることに。
今巻では春幸のことを横に置いて冬季が春幸と出会ったことでどのように変化したのかがわかるようにしている一冊。
冬季と同じタイプの相対キャラを出すことで相対的にどのように変化しているかをわかりやすくしたのはある意味わかるのですが、流石に盛りすぎなのは否めない…
特に今回の題材が『バスケ』ということで、本作に登場するキャラクターの異常さがさらに目立つ展開になったのは狙ってのことか?
前回までで冬季の異常さはよくわかる展開が多かったので今巻のエピソードは特に入れず、ほかの形で春幸との仲を深めていくほうが個人的にはやはり好きですね。
生徒会長とのやり取りや冬季のあれこれは置いといて、サブヒロインとしての八雲とのやり取りがとてもほのぼのとしていてそれが今巻の一番の清涼剤だったか?
冬季とのやり取りももちろんありますが、前の巻に比べれば少し少なく、メインは八雲や生徒会長を相手にしたイベントがメイン。
そこに冬季がどれだけパーフェクトな存在かを補強していく展開。
今巻1冊を通してわだいにあがる勝負自体は特筆すべきことはなく、普通に展開がされていきましたが、冬季の変化を強調したいならもう少しやり方か展開があったのではないかと思うところも。
ラストでは次巻への展開をほのめかす内容になっていますが、どうなるか…
もともと『現実』っぽさを望む人には合わない作品ですが、ここまで少年漫画に寄せた展開にしなくてもよかったかな?