俺は星間国家の悪徳領主!5

オーバーラップ文庫

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は第三皇子クレオからの接触によって次期皇帝の継承権争いに巻き込まれる。そしてリアムは案内人が語った「真の敵」の存在を見極めようとするのだった。
そんな中、軍での修行を終えたことで大学へ進学したリアムだが――
「俺だって女遊びの一つや二つ、簡単にできるからな!」
どうせ無理だと煽る友人達を見返すため、今度こそ女遊びをしてやると宣言。慣れないナンパに挑戦することに……!?
悪徳領主が目標なのにナンパでいっぱいいっぱいな勘違い領地経営譚、第5幕!!


おススメ度:★★★★


 内容自体はとても面白く、web版から追加されたエピソードや機体も含め、いつも通りの爽快感もあり、それだけを考慮するならおススメ度は間違いなく★5つなのですが、表紙に出ている青髪の新ヒロインが合わない人もいそうなので…

 実際web版や今巻の序盤ではまぁ、そういう技術も整ってるよね、という感じで軽く流す感じで話題に出るだけだったし、web版11章のラストではその件で結構騒動になっていましたが、そのネタを思わぬ形で回収しに来るのは流石としか…

 本格的に継承権争いに絡み始めたリアムですが、周囲はそれに対して阿鼻叫喚の地獄絵図のような状況に対して当の本人は悪徳領主なのに女遊びをしていないと別ベクトルに躍起に…

 今巻から始まる継承権争いの結果もそうですが、それと同じくしてリアムのハーレム拡大は書籍版では達成されるのか期待が高まるところ♪

闇が深い継承権争い

 今巻からリアムが本格的にかかわることになった継承権争いですが、過去を見るに結構悲惨な目に合うこともしばしば、、、

 身近な例をあげても、マリーやククリをはじめとした騎士や暗部の石化も継承権争いの結果でしたし、ロゼッタの実家もまた同じでした。

 そんな実例を身近で見てきたものにしてみればそもそも継承権争いに参加することすら反対なのに、それに加えて手を貸すのは現在継承権争いで最下位どころかそもそも継承権争いに参加すらできておらず派閥すらない勢力…常識的に考えて無いですよね♪

 そして敵対するとわかれば過去に非道なことをしていた皇帝の末裔が動かないはずがなく、今巻だけでも様々な方法でリアム含めた相手派閥を妨害しますが、その手段がweb版よりも増えており、そこを新規エピソードに絡めていたのでとても楽しかったです。

新ヒロインに騙された!!!

 表紙から新ヒロインに期待に期待し、ティアやマリーを始めたヒドインじゃないことを願い、まっとうなヒロインを待望した結果………騙された!!!

 確かに所見ではわからなかったし、言動も全くおかしくなく、”清楚”で”まとも”なヒロインだと思っていたのですが、そう思っていた読者は同じ感想に至ったのでは?

 今後彼女はいったいどうなっていくのでしょうか?

 web版では登場しておらず、今後の展開が全く予想できないキャラなので、どうなっていくのか気になってしまうのは思惑にハマってしまった?

最後に

 今巻はいつもに増して見どころ満載の一冊になっていました。

 リアムは念願の女遊びができるのか?に始まり、新規エピソードである機動騎士の博覧会、ククリ達暗部の闘い、帝国外の星間国家の実情なのに加えて剣聖との戦いと盛りだくさん!!!

 リアム自身は毎度のことながらすべての物事に対して軽く受け流しつつ、周囲の勘違いを広げながら継承権争いをかき回す姿はとても爽快感があります。

 次巻以降ではついに案内人が用意したもう一つの刃がリアムの元へ?

 そして今巻で登場した新ヒロインは自分の心とどのように折り目をつけてリアムに関わってくるのか、楽しみがいっぱいです。

 あ・楽しみといえばもう一つ、web版では最後までリアムの裏の顔を暴こうと一人尽力(一人相撲)していたクルトの妹のシエルもどうなっていくのか楽しみです♪

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