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あらすじ
でもそのヒーローって、俺のことなんだが!?
平穏さを優先した俺は、正体を隠し通すと決めました。
地下鉄で通り魔に襲われかけた後のインタビュー姿が可愛いとある女の子が『千年に一人の美少女』として一躍話題になった。
「彼のおかげで助かった」と彼女が探すヒーローって……俺のことじゃないか!?
その時俺は決めた。平穏な学校生活を送るため絶対に名乗り出ないと。
しかし入学先の高校で例の美少女・ひなみと再会することに!?
しかも俺の顔を覚えていないはずなのに「あなたの背中をどこかで見た気がする」と妙に懐いてきて……
「命の恩人にお礼できてないのに恋をしても良いのかな?」
熱っぽい目で見つめてくる俺がその恩人だとはまだ言えない。
だけど、俺はお前を絶対守るよ。影のヒーローとして。
おすすめ度:★★★★
感想
平穏をこよなく愛する主人公が偶然遭遇した非日常。
そこで助けた少女から正体を隠しながらもお互いに惹かれあっていくじれったいラブコメに仕上がっていました。
凶悪事件だったこともあり、TVでも取材されたことで噂だけが独り歩きし、拡大誇張されるなか、期待外れだと思われることや平穏な日常を送るために正体を隠すことに決めたが、ラブコメの神様(作者様)はそんな思いは知らないと言わんばかりに接点を作っていく。
進学先が元々女子高から共学になるということで、極端に少ない男子生徒数の中で美少女たちに囲まれるというハーレム的部分はあり、周囲にヒロインはじめ個性豊かな3人の少女が常にいることで男性キャラが主人公しかおらず親友ポジと言える人物も不在なのはちょっとかわいそうではある?
ヒロインを始めであった少女たちそれぞれと過去に何か繋がりがありそうな雰囲気を醸し出しており、少女たちとの関係がどのようになっていくかは楽しみの一つ。
そして件のヒーローが自分だと名乗り上げるのか、それとも最後まで隠し通すのかも展開的に楽しみです。
最近のラノベ業界の厳しさもありますが、是非次の展開が気になる作品でした。