地味なおじさん、実は英雄でした。 4

ダッシュエックス文庫

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あらすじ

趣味であるダンジョンでのバッティングをこっそり姪に配信され、注目の配信者“新宿バット”になってしまった社畜サラリーマンの佐藤蛍太(41歳)。
無自覚に無双する彼の裏の活躍で、冒険書房は社長が退任し、新たに《DOOMブックスレボリューションズ》としてホワイト企業へと変貌を遂げていた。
綺麗なオフィスに、優しい新社長…歓迎すべきことのはずなのに、どこか釈然としない状態の蛍太だったが、そんな中、新宿ダンジョンに300レベルを超える超越者級ボスモンスター“悲劇の雷帝”が誕生し、冒険者たちを塵に変えていく。
その映像を見たトップ配信者のスイレンは「パパ……!!」と呟き涙を流し…。
それは18年前の迷宮災害で《はじまりの冒険者》たちを率いたリーダーの変わり果てた姿で…!?


おすすめ度:★★★★★


感想


 一つの区切りとなる今巻。

 今までも合間合間に邂逅していたが、ここに来ておじさんが自らの”過去”と真正面から相対する…

 過去のエピソードが描かれているたびに騒然だったとわかる当時がどれだけ悲惨だったのか、そしてその中でもがいた人物たちのエピソードもあり、面白かったです。

 ブラック企業から紆余曲折を経て超絶ホワイト企業に生まれ変わるという個人的にはうらやましい展開からスタート。

 昭和のブラック企業戦士のおじさんにとっては水が合わない環境ということもあり四苦八苦している姿はそれはそれでよかったかと。

 もちろん、現実でも職場環境が変ったり、転職したり、引っ越したりと環境が変わった際にどうしても合わないと思えるタイミングがあると思います。

 そして、そんな中飛び込んできた”過去”との対面。

 一つの区切りをつけたおじさんは”次のステージ”へ進むのか?

 それにしても、、、たびたび出ていた『かしぱんまん』の正体…

 詐欺だろ!!!

地味なおじさん、実は英雄でした。 3

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