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あらすじ
貧乏なクラスメイトを雇ってみた。このメイド、ちょっぴり怪しい!?
清宮継司は由緒正しい名家の一人息子。だが事情があって家は継げず、別邸で一人暮らしを楽しんでいた。ある日、上流階級の同級生たちすら一目置く優等生・氷坂清耶香がメイド服を着て転がり込んでくる。
「いくら俺でも、同級生を金で雇うほどクズじゃないぞ」
「雇ってくれないなら、メイド服を着た宿なし少女が爆誕するわ」
「断ってもクズになるのかよ!」
「今ならあなたが期待する『ご奉仕』もついてくるわよ?」
「…………」
「あ、ちょっと揺れたわね」
密かに好きだった女子と一つ屋根の下なんて精神がもたない!
けど清耶香は、たまに俺の部屋を漁って何をしてるんだ?
おすすめ度:★★★★
感想
タイトルほいほいされた人です。
こんなタイトルいろいろ期待しちゃうにきまってるじゃんということで、実際に読んでみたらタイトルとは違って結構しっかり?したラブコメ。
さて、実際に読み始めた時には主人のいない部屋でいったい”ナニ”をしていたのかと思ったら、実際に中に入るのは後半になってから。
それまでは結構癖のあるキャラクター紹介と主人公の立ち位置についての紹介の巻。
名家の集まる学校で、普通の学校よりもヒエラルキーの強い環境ということで思った以上に登場人物全員が一癖も二癖もあり、ひねくれものばかりなので読んでいる分にはなかなか面白かったです。
そしてその中でもヒロインのファーストインプレッションが強すぎてやばかったですね。
押しかけ女房あらため押しかけメイドという設定。
もちろん、ある程度最初から目的があったとはいえ、行動そのものはメイドのそれだし本職以上のクオリティを求める姿はすごいと思いましたね。
今巻のラストで明かされた”秘密”は驚きはしましたが、そういう世界もあるんだなぁと納得する部分も。
そして、自らの意志で”派閥争い”へ足を踏み入れる覚悟を決めた主人公だが、どのように派閥を大きくしていくのか楽しみな部分。
もちろん、その過程での知能戦などもあれば余計に楽しめるのですが…
次巻も期待したいと思います。