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あらすじ
だって私たち、両想いでしょう?
夏休み、俺は日向晴からの誘いに抗えずに――彼女と関係を持ってしまった。だけどそんなことはお構いなしに、体育祭や文化祭と重要な学校行事が間近に迫る。罪悪感を抱えながらも行事準備に取り組む中、俺は初恋の相手・夜咲美彩から初めて一緒に出かけたいという”誘い”をもらう。しかも、二人きり。
『一緒にお化け屋敷に行ってほしいのだけれど、だめ、かしら』
文化祭の出し物の参考にするためで、俺を誘ったことに深い意味はない。そう自分に言い聞かせていたが、これ以降夜咲はまるで恋人同士のように俺にだけ甘えてくるようになって――!?
「私としたいこと、全部しましょう? ……晴には内緒で」
おすすめ度:★★★★★
感想
ヤバめの空気が加速する第2巻…
表紙からも読める通り、今巻は夜咲が徐々に堕ちていく…
1巻では晴が徐々に関係に溺れるようになっていったが、今巻ではそれも加速し、わずかな時間でもそのぬくもりを願い。
そして、なんな彼女と”秘密”の関係を結んでいるからこそ瀬古もその想いに応えようと行動し…
いつまでもかなうことがない”初恋”を諦め、自分を肯定してくれる相手に傾倒しそうになりつつ、決断の時が近づいていくかに思えた今巻…
そんな”ハッピーエンド”なんて許さないというように夜咲の想いも膨らんでいく…
夏祭りの際に自分の気持ちに気づき、瀬古の”いつもの言葉”を待つようになった夜咲…
その”答え”は変化したものの、肝心の瀬古の”言葉”は紡がれることが無く…
学園祭と体育祭のほぼ合同と呼べる準備期間、瀬古との接触が減ったことでその想いは加速していき、、、
そして、体育祭での瀬古の活躍、晴の瀬古への態度と距離感…
膨れ上がる疑惑を胸に秘めつつも、瀬古と過ごす時間に胸を躍らせる夜咲…
ラストには”今”の瀬古の【想い】を確認し、”悪魔の提案”を…
更なる泥沼の展開に手を掛けたラスト、ここからどのような展開が待っているのか…
秘密裏に瀬古と過ごすことが決まった二人…
膨れ上がる”想い”はいったいどのような”破滅”をもたらすのか今後が楽しみです。