彼女でもない女の子が深夜二時に炒飯作りにくる話

ファンタジア文庫

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あらすじ

「可愛い私めが炒飯作りに来たんですから、中に入れてください」
俺と同じ神戸市の国内有数の進学校に通う高校二年生で、さらには首席で特待生――桐原銭子の来訪に俺は迷惑していた。
だって深夜二時だよ。しかも俺は別に桐原と付き合っていない。
「私は藤堂君なら性的に無茶苦茶にされてしまっても構わないのですが」
いや、俺の両親の前でマジでいらんこと言うな。
「キスしましょうか。藤堂君。鳩のように情熱的なキスですよ」
「桐原銭子は一度受け取った以上は返品が利かないんですよ!」
知らんし。俺はお前の告白を断ったはずだよな。
好きな女の子からの好意を拒絶し続ける青春モラトリアムラブコメ開幕!


おすすめ度:★★★


感想


 タイトルからどのような話か気になって購入した作品。

 中身を空けてみたら頭のおかしい登場人物たちがそれぞれの考えを元にラブコメを繰り広げる作品だったが…

 本来読者の興味をひかせなければいけない冒頭部分で嫌悪感を抱かせる主人公をどうクリアするかがカギになる作品。

 一応どうしてそのような性格になったのか等説明は後述されるが、それでも正直自分は好きになれませんでしたし、最初に抱いた感想から治ることはなかったですね。

 ほかの登場人物も含めて頭のねじをどこかに置き忘れてしまったような人物達がどのような青春を繰り広げるか…

 あとは、普通に名前が覚えずらい…

 キャラの名前が覚えずらいのってある意味最悪ですよね…

 他作品でも結構あるのですが、わざわざ覚えず楽するのって印象を深くして逆に覚えてもらうためか?

 まぁ、本作においてはタイトルやあらすじとは違った見方もできる作品なので、本当に主人公に対してどこまで許容できるかで最後まで読めるかが決まると思います。

 ラストには人間関係も複雑になり、ヒロインの思い通りになるのか、続きが気になる内容になっています。

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