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あらすじ
政治家を目指している少年、弘樹は、ずっと好きだった桃島うるはに一世一代の告白をした。ところがその時、何故かうるはは日本初の女性&史上最年少内閣総理大臣で世界中話題沸騰の鮫島冬華と中身が入れ替わっていて……!? 当然冬華の身体にはうるはが入っていて、国会は大混乱!? せっかくの告白がこんな形で……と思っていたところ、「貴方の彼女になろうと思うの。学生時代、不要とばっさり切り捨てた恋愛を、いい機会だから経験してみたいって……」見た目は好きな女の子、中身は日本のトップと付き合うことに!? そんな中、うるはは国会で、冬華は学校で大事なイベントがあり……?
おすすめ度:★★★★
感想
一巻まるまるを使ってのプロローグ。
ヒロインの属性が正反対なのは結構いい設定、二人のギャップを見ながらその心の機微を感じ取れるとさらに面白く。
とりあえず今巻ではヒロイン二人のスペックと、得意分野の確認。
そして舞台となる世界観のチュートリアルをして終了。
次巻以降タイトル回収できるのか?
ダブルヒロインということで、こういう入れ替わりでよくあるのは同年代だったり、近い生活県内のことが多そうだが、本作では『総理大臣』と『女子高生』という縁もゆかりもない二人。
元々『総理大臣』の冬華はその役職にふさわしい損得勘定を中心とした考えの持ち主で、合理的な思考でもって行動するというここはお約束の設定。
しかし、本作ではマンモス校の生徒会長”選挙”というある意味得意分野も絡めて彼女が活躍する場を多分に設けつつ、主人公との仲を徐々に詰める様子が。
そしてもう一方の『女子高生』であるうるはは天真爛漫で、感覚で物事を考えるような少女と、まさに真逆のような設定。
もちろんそんな彼女にも一定の役割が与えられ、ずっとそばにいて安泰だと思っていた立ち位置が突如脅かされそうな現状に何か思うところが…
徐々に惹かれていく冬華と自らの想いを隠すうるは。
性格や考え方が真逆の二人が今後どのようにアプローチをしていくのか、、、
今巻では本当に序盤も序盤で物語はほとんど進んでいない状況なので、次巻以降で評価がどうなるか…
個人的には今まで合理的な判断で行動していた冬華が感情に振り回される様が見てみたいですし、その様子を客観的に見てうるはがどのような行動に出るのかが楽しみ。
なんにしろ、タイトル回収すらまだなので、今後に期待の作品です。