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ほんじつのいっさつはこちら
あらすじ
天王寺さんと成香の二人を狙ったネガティブキャンペーンを退け、手ごたえを感じていた伊月。しかし、政治家タイプである城東蓮が本気を出すと、瞬く間に選挙は三つ巴の様相に戻ってしまう。
負けじと伊月は策を練るが、港前生徒会長まで介入してきたことで、選挙は激化の一途をたどって――
「勝ちましょう。そのための作戦を、今から考えたいです」
会長の座を勝ち取るため、伊月とお嬢様が秘密の作戦会議!?
成長著しいお嬢様とお世話係の恋物語、第10弾!!
おすすめ度:★★★
感想
選挙戦後半!!!
前回の最後で選挙に臨む最後の一人がやる気を出し、現生徒会長のほの暗い印象を抱いたところからスタートしたので、どうなるのか楽しみながら読み始めました。
読んだ時期的にも少し前に衆議院選もあったこともあり、結構身近なテーマだったのも印象的。
相手の動き方が結構現実の選挙に準ずる動きもしていたことから好感が持てましたし、それらをかいくぐってどう競っていくのか楽しみにしていた部分。
選挙に勝つために策略謀略を巡らせた選挙戦は結構楽しめました。
さて、結構動き出しから強い動きをし始めた相手を見て一時追い込まれることになった伊月達。
政治家の子供というだけあって”選挙”という戦い方をわかっていると思ってしまうほど。
そしてたどり着いた戦略が面白かったですね。
もちろん普通の選挙では一切参考にできませんが、”学校”という限られた空間においては効果的だったと思いますし、それで”勝ち”まで行けているので良かったかと。
何より、選挙に勝ったからと言って伊月の将来を見据えるならようやく『スタートライン』に立てたところ。
今回は恋愛よりも選挙という結構堅苦しい題材がメインなので硬いのが苦手な人には苦しいかも。
次巻からは恐らく新生生徒会として動き出すと思いますし、ひと段落したことで雛子も動き出すと思いますので楽しみにしていきたい。