最凶侯爵の逆鱗に触れた者達の末路

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あらすじ

「ジオルグ様、婚約を破棄させていただきますわ」
「兄上、往生際が悪いですよ」
当主であった母の死後、家族に虐げられてきたザーフィング侯爵家の嫡男ジオルグ。
領内では代侯として父ガーゼルと継母アルマダが実権を握っていた。
だが、ジオルグが16歳を迎え、侯爵家の正統な後継者となったことで全てが覆る。
爵位簒奪を目論んだ愚かな婚約者と無能な異母弟を容赦なく断罪。
さらには有能な部下を従え、使用人や代官の不正を暴き、次々と粛正する。
やがて、その矛先は全ての元凶である父ガーゼルと継母アルマダにも迫り始め――。
「これより、前侯爵暗殺の容疑でこの二人の裁きを行う」
報復は苛烈にそして容赦なく――たとえ家族であっても。


おすすめ度:★★★★


感想


 タイトルから復讐物と予想して購入。

 実際にそっち系だったのですが、読んでからコレwebで読んだことあると思い出した作品。

 実際にwebで読んでいたころに面白い作品だとは思っていたので書籍化されているのには驚きと嬉しさがありますね。

 さて、本作についてですが、皆様が思っているような転生や転移物ではありません。

 ただただ優秀な主人公が”領主”として”表”でも”裏”でも努力した結果つかみ取った最終局面であり、親の権威だけにしがみついていた者たちが堕落し、やり返されるという話。

 不審な母親の死から始まった理不尽な扱いに対してすべてを取り返すべく細い細い綱渡りを続ける精神もすごいですし、やり切るのもすごい。

 すべては”家”のためであり、領主という立場をここまでしっかり描写されてるのはなかなかなく個人的には好きな分類。

 どうしてもマイルドにしたり、輝かしい部分や平和な部分を強調される作品が多い中、立場を守るための努力だったり、非情な部分など当たり前の部分が見れるのが良き。

 ダークな雰囲気が好きな人にはおススメの作品です。

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