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あらすじ
藩国王女の亡命で帝国との同盟が進行。皇族とマリアンヌ王女の結婚話が浮上し、相手はまさかのアル!? 悩むアルへ手を差し伸べる意外な人物とは……「自分が助けるでありますよ」
結婚という表の問題が発生する一方、裏の問題“魔奥公団”の拠点を壊滅してまわるシルバーが邂逅した悪魔ハーゲンティ。SS級冒険者にも匹敵する力を見せつけた悪魔の出現に危機を覚えた冒険者ギルドは各国の王たちを招集する賢王会議を開催! 各自協力のもと、SS級冒険者再集結という大規模な魔奥公団討伐作戦が王国各所で決行され――複数の悪魔と激闘が開始する!
最強皇子による縦横無尽の暗躍ファンタジー、殲滅の14巻!
おすすめ度:★★★★
感想
一つの決着がつき、次巻以降の動きに向かうためのある意味重大な巻。
前半と後半で話のテイストが変っており、前半は藩国の今後に関する話題がメイン、後半は裏で糸を引いていたであろう人類共通の”敵”の正体に迫った話になっており、どちらもよかった。
それでもやはり表紙にもそろっているSS級冒険者たちが活躍する後半は必見。
前回登場時には協力ではあるが、その協調性のなさが浮き彫りになっていたが、今回は完全な”個人戦”!
それぞれの神髄を是非その眼に焼き付けてほしい。
話は前後するが、前半ももちろん良かった。
こちらは皇族ならではの”家族”の話…
政略結婚に皇族としての”血の価値”といった次世代に向けた話の中でだれもが”家族”のことを考えるという甘さもありながらそれぞれの”考え”と”役割”というものがよく見える話だった。
次巻以降は藩国編になると思うので、どのような展開が待っているのか楽しみです。
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