未来から来た花嫁の姫城さんが、また愛の告白をしてとおねだりしてきます

MF文庫j

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あらすじ

──わたし、約束された勝利の嫁なのっ!
「ごめんなさい。あなたの想いに、応えてあげることができないわ」
片思いをしていた相手と同じクラスになり、嬉しさのあまり勢いで告白したものの、当然のようにフラれてしまった。
そんなどん底の気持ちで帰宅したボクを出迎えてくれたのは――。
ついさっきフラれたはずの相手・姫城冬花その人!?
でも、なんかちょっとだけお姉さんでセクシーな気もするし、なぜかウエディングドレスも着ているし……。
どうやら六年後の未来から来た姫城さん本人で、そこではボクと結婚しているとか言い出すし、なにか目的もあるらしく。
失恋した相手と未来で幸せな結婚をするための同棲生活が始まる!


おすすめ度:★★★★


感想


 なんかいろいろあってようやく読了。

 元々タイトル買いした作品だったが、話のテンポがよく、サクサク読むことができました。

 タイトルからわかる通りタイムリープ系の作品なのだが、その時代の本人に精神的に乗り移るのではなく、同一時間軸に同一人物が二人存在するということになるタイプ。

 そのおかげか、自分に合わないように行動し、主人公もまた合わせないように行動するのですが、その行動や行く場所など、結構面白エピソードに。

 彼女がなぜ過去に来たのか、そして最終目的は何なのかはまだ伏せられていますが、この先の展開に期待できます。

 主人公の特技が”手品”ということなのだが、いかんせん文字だとこれほどわかりずらいものがあるか。。。

 急に物が出てきたりする描写があっても何かしら仕込んでいたと理解できるし、ある程度のご都合主義も事前に用意していたと説明できるからもしかして結構いい設定?

 作品冒頭で告白し、断られたところからスタートした本作だが、そこからどのような経緯で結婚までに至ったのか、結構気になるが、どんでん返しという意味では特技と合わせて今後どのような展開が魔ているのか楽しみ。

 ラストでは訳ありな様子で終わっていたので、そちらが史実上と同じ流れになるのか、未来からの接触によって変わるのか・・・

 そういえば、作中で本来の流れから変わった点が色々ありそうだが、ヒロインが未来に帰った時にはどうなっているのか、そこらへんも気になるところ。

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