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あらすじ
約二十年前、初恋相手の「女神ちゃん」浦乃日奈子へ告白できずに逃げ出し、今は流しのエンジニアで稼いだ金を風俗と秘密の趣味に浪費する人工知能研究者・小栗真広。そんな彼の前に現れた美少女デリヘル嬢『ヒナ』は、日奈子と同じ顔でアラフォー童貞を挑発し、弄ぶ小悪魔のくせに秘密の趣味……「失われた女神」を再現するAI技術にも興味津々で……。「やっぱり、本当はおかーさんとセックスしたかったんですかぁ?」悪魔のような女神の娘と優しい女神の間で揺れ動く真広はやがて、初恋の裏に隠されていた不都合な真実を知る……少し不思議なSF恋物語!
おすすめ度:★★★
感想
官能小説ながらも人間の”欲”の行きつく先の一つが描かれたSF系作品。
初恋の女性とその女性の娘という二人が出てくるが、最後のどんでん返しというか、ヒロインが母親を嫌っている”理由”がえぐ過ぎた。
人工知能という最近割と開発が進んでいるジャンルのある意味ハイエンドの作品になっているのだが、アプローチが違っていたのも面白い点。
元となる主人公の恩師は”知的好奇心”を、そして主人公は”過去への依存”をテーマにしたような開発だったが、どちらにも優れた点があり、それこそが”悪夢”だったと思う。
徐々に明かされていくヒロインの”真実”とその母親の”真実”
ラストではすべてが明るみに出て、発狂しそうになるが、すごく人間味あふれる情景…
ある意味すべてを失った主人公には是非ヒロインと幸せになってほしい。
官能小説ということで人によってはハードルが高いですが、とても面白い作品になっているので気になった方は是非読んでみてください。
一風変わった連載作品になっています。
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