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あらすじ
涼子の提案で旅行に行くことが決定し満天たちギャルは一気にヒートアップ!
麻衣佳の追試という試練を力を合わせて乗り切り、たどり着いたのは太一が幼少期を過ごした海沿いの田舎町。
海と言えばもちろん水着!
そして懐かしい景色には思わぬ再会がお約束なわけで……。
おすすめ度:★★★★
感想
夏・海・旅行という学生ならではの”夏休み回”
行先は太一と涼子の祖母の家のある田舎だが、海が近く、山もあるという自然豊かそうな場所。
メインとしたは旅行回なのだが、そう一筋縄でいかないのが作品というもので…
夏休み前と言えば『テスト』…
本作でも例にもれず赤点を取ると補習によって夏休みが削られるシステムが導入されており、仲良しギャルの真衣佳がもれなく追試という事態に…
前半は彼女の学力の”低さ”とテスト対策になるわけだが…
思った以上に前途多難の状況に頭が痛くなる思いに。
基本的に入学しているという”結果”があるのだからその学校に通うための必要最低限の知識はあることが前提のはずが、全教科でやばいという本当にどうやって入ったのか聞きたいレベル…
このタイプってほかの作品にもちょくちょく登場しますが、本当に何なんでしょうね?
そしてみんなで旅行に行くために協力することになったメンバー。
太一はいつも通り、様々な方法を使って勉強方法の検索などするのですが、なかなか向上せず、最終手段を用意するという話にまで展開…
真衣佳自身も成績のことを自覚し、それでもなおみんなで旅行に行くために頑張る姿はひそかに好感度up
1巻からそうですが、動機が何であれ一生懸命できる人って自然と応援したくなります。
まぁ、展開的に行けないということは無いので心配自体はしてませんでしたが(笑)
後半ではいよいよ太一たちの祖母の家へ。
皆さんが楽しみにしている『水着』に『浴衣』というお約束が待つイベントへ。
そこで出会ったのは太一の過去に密接にかかわってくる”幼馴染”
そこに太一の過去にあった”不登校”の原因なども存在し比較的重い話に…
さらにぽっと出で太一と仲がいい女性が現れたことで不機嫌になる女性が一人。
自らの気持ちに気づかないように目をそらし続ける彼女が”それ”を認めるのはいつになるのかわかりませんが、無意識の修羅場が結構発生します。
もちろん幼馴染にも様々な理由があり、それらが複雑に絡み合いつつ、幼馴染に振り回される後半。
今後も彼女たちの間をかき回してくれるキャラの紹介としては最高の登場だと思います。
ラストでは太一たちにとっては驚きで、読者からしたら期待通りの展開が待っているので、次巻からとても楽しみな展開に。
個人的には面白かったのでおすすめなのですが、一か所だけどうしても受け入れずらいシーンがあったのでマイナス(個人の好みの問題なのでほかの人は大丈夫だと思います。)
波乱が待ちつつ、学校生活でイベントの多い2学期!
今後の展開が楽しみになってきました。