決戦世界のダンジョンマスター

BKブックス

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あらすじ

暗闇の中、石製の椅子で目を覚ました深山夏雄は、なぜ自分が今の状況におかれているのかすら覚えておらず、そばにあった2冊の『カタログ』から、かろうじて己が「ダンジョンマスター」であることを理解する。
購入したモンスターを届けてくれる配送センターの美女・イルマの協力のもとダンジョン運営を始めるも、敵の襲撃や運営コストと課題は山積み。さらに国すら壊滅させる「異界の侵略者」と称される軍団に目をつけられてしまい――。
圧倒的に不利な戦力差を抱えたまま、夏雄はダンジョンマスターとして決死の戦いに挑む!!


おすすめ度:★★★★


感想


 タイトルからわかる通りダンジョン運営物。

 元々同ジャンルは好きなほうなのでタイトルを見て購入。

 表紙を見て思った感想はとりあえずモフモフが多いなぁ…という身もふたもないのが最初の印象。

 内容自体は世界観の作りもテンポもよく、何より最初に召喚したコボルトが可愛い(表紙にいる柴犬っぽいのです)

 魔物の特性もよく考えられており、今後のダンジョン運営に期待が持てる。

 また、世界全体として競合している二つの企業の内情もなんだか1巻の時点であけすけになっており、この設定に関しては主人公の成長やダンジョンの成長によってゆっくり判明してほしかったというのはわがままか?

 それにしても、住居環境は本当にそれでいいのか?

 助っ人としてエルフが契約してくれるのですが、住居がテントって…

 いろいろ準備ができないのはわかっているのだが、テントでokって…

 それにしても、本作に登場するエルフさんは我々の想像の斜め上に行っている。

 エルフと言えば弓と魔法という先入観を持っていますが、本作では剣に和服というこちらの期待をうまく裏切ってくれました。

 ダンジョンマスター、コボルト(たくさん)、精霊、エルフ、ナーガと種族はバラバラですが、今後どのようにダンジョンを運営、拡張していくのかとても楽しみです。

 そしてダンジョンだけでなく、裏で行われる世界の覇権争いにどのようにかかわっていくのかも興味深い点ですね。

 なんに白、今後どのような展開が待っているのかとても楽しみです。

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