こんにちは♪
本日の一冊はこちら
あらすじ
ひねくれているけど、実は繊細な彼女と紡ぐ青春ラブストーリー
真面目で人気者の生徒会長・清瀬まつりが、夜の渋谷で一体何をしているのか、志木颯大(フータ)は偶然知ってしまった。
「私、パパ活してる。私は悪い子だから」
フータをラブホテルに連れ込み、学校とはまるで違う笑みを見せるまつり。秘密を守ることを強要され、登下校はもちろん放課後や休日も共に過ごすうち、その寂しがり屋な部分が垣間見えてくる。そしていつしか二人は互いに離れられない依存のような、あるいは恋人のような特別な関係になっていき……。
「……フータだけは、ずっと一緒にいて」
捻くれてるけど寂しがり屋な彼女と紡ぐ青春ラブストーリー。
おすすめ度:★★★
感想
タイトルからそういう系かと思っていたのですが、蓋を開けてみると思ったよりまともかな?といった印象。
主人公の言動や思考から始まって登場人物にヤバいのがそろっている本作。
表紙を飾っているヒロインが作中で一番まともかもしれないレベルだが、彼女自身も結構な闇を抱えているためどうなるか…
基本的には『パパ活』をからめて”悪いこと”を”なぜ”やるのかというところだが、現実でもそうだが、そういったものに手を出すのにそれぞれ理由はあると思います。
家庭環境、好奇心、破滅願望等それこそ探せばいたるところに理由は存在すると思いますが、それに対して真摯というか、”自分にとって都合のいいように勘違いする”主人公に惹かれるヒロイン。
両依存という形が早い段階で形成される本作。
本命と依存先とで揺れる主人公。
触れ合うことで知る彼女たちの本性や今まで知りえなかった顏が見えてくるも…
暗くも足掻こうとする少年少女の恋愛物語。
パパ活という秘密を抱えた少女を中心に繰り広げられる本作だが、”依存”している彼女はここからどのように関係が変化していくのか、、、