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あらすじ
「ごめんなさい、ちょっと、今日の星良さん怖い、です」
将人をアフターへ誘うも、拒否されてしまう星良。優しい彼に嫌われたと絶望して、もう近づかないと決意するも……!?
夏は女の子を積極的にさせる。その法則は、どうやらこの世界でも変わらないみたいで。
夏祭りデートに誘う由佳。波打ち際の水着でアピールする恋海。汐里はオタバレの危機に瀕した結果、とある”癖“に目覚めてしまって!?
そんな中、運命の人の正体を探すみずほにも、急展開が訪れて――。
「それ俺のハンカチじゃん」「――え?」
もう無自覚じゃいられない!加速するヒロインダービー第3弾!!
おすすめ度:★★★★
感想
2巻では何やら怪しげな雰囲気になっていた本作。
あのまま闇堕ちルートになるのかという疑念もありつつ、表紙の星良の表情に影が無いのでどういう方向性で行くのか楽しみしつつ読書。
うん…
方向性としては、”まだ”健全なハーレムに方向転換できたかな?という感じ。
何より、本巻でヒロイン個人の問題は徐々にだが解消しているのが大きな進歩。
そして何より、将人が『世界の違い』を明確に認識したのが特に印象的。
これにより対応が変わるということはないが、内面が変ったことにより、今後女性側が動きやすくなると思うし、そうなる土壌は今巻でも見ることができた。
一番危なかった星良による『監禁エンド』は免れた今巻。
羽陽曲折があり、恐らく”素”の性格に近い対応ができるようになっただけでも読んでよかったと言える。
さらに、今まで”個別”で展開していた物語が、今巻から”繋がり”が出来てくる。
男女比が大きく隔たりがあり、作中で『一夫多妻制』の話が出てきていたのでいよいよかという点もあったが、各ヒロインが”出会い”、手を組む展開が…
まだ”1人”から”2人”と小さな変化とつながりだが、ここからどのように線が引かれていくのか楽しみ。
最終的に”全員”が一堂に会するのがいつになるかはわからないが、今後の楽しみになってきました。
違った視点での見方もできてきているので今後も楽しみです。