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あらすじ
姉さんの代わりに私じゃダメですか?
「その結婚ちょっと待った!」結婚式に一人の男が乱入し、花嫁を略奪して颯爽と去っていく。
まるで映画のワンシーンのような出来事を、一人取り残された花婿・一ノ瀬新は呆然と見送った。
父同士の会社を繋ぐ政略結婚が破談となったことで会社も解雇され、すべてを失った新のもとに訪ねてきたのは女子高生で元婚約者の妹・寧々。
「お義兄さん、おはよ。お弁当持ってきたの」
そう言って毎朝お弁当を持って訪ねてくる寧々は、新を目いっぱい甘やかしてきて――
「今度は寧々の番だから。また明日も慰めてあげるね?」
気が付けば元義妹JKとのほのぼの生活が始まっていた。
清楚系ギャルJKと紡ぐ、年の差純愛ピュアラブコメディ。
おすすめ度:★★★★
感想
web版既読で、書籍化されるということで購入。
ドラマや映画などドラマチックな場面で見かける『結婚式への乱入』を”された”側がメインの作品。
見てる分には”劇的”に見えるし、それがどちらかが異を唱えているものならどれだけ素晴らしく見えるか…
本作ではそんなことはなく、政略結婚は政略結婚ですが、双方合意の上での結婚で、相手も直前までわがままを通すほど自分勝手なことをしているというそのまま行っても『不良物件』を主人公がつかまされるものでしたが…
まぁ、やられた側はたまったものじゃないですね…
本作では序盤とざまぁ展開でそこらへんがしっかりと描写されていますが、用意するだけでも大変そうなのに式の最中とか…どれだけ地獄か…
そしてそんな地獄から救い出してくれたのが本作のヒロイン。
当初の結婚相手の妹だが、相手とは正反対の性格で、主人公に尽くしてくれるタイプ。
”お弁当”という本当に小さなところからもう一度繋がりをもって、まさにほのぼのと関係を修復していくところからのスタート。
年齢差もあり、甘すぎずほんわかする雰囲気が好み。
婚約者がいたことで諦めていたほかのヒロインも登場しているが、あんまりぎすぎすした雰囲気が無いのもいいところ。
1巻で完結するところまで行くのかと思ったが、お互いの想いを伝えあうところで終了と、ここからどの程度新規エピソードが入ってくるか楽しみ。
もちろんweb版にない繋がりが増えるのは大歓迎なのでそういった意味でも注目したい。
一応愚か者たちに対するざまぁ展開というか、『理想』と『現実』をわからせるシーンはありますが、どの程度を求めるかによって評価が変わるか?
web版ではエピローグにかかわってきたが、本編では一切かかわりが無いのでそこもどうか?
個人的にはもうなしで、主人公とヒロインの絡みを増やしてほしいまである。
続きがどうなるかわかりませんが、web版からどう変わるか楽しみです。