貴族令嬢。俺にだけなつく4

ファンタジア文庫

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あらすじ

ルーナとエレナ。晩餐会で二人の貴族令嬢から告白を受けたことでベレトの学園生活に変化が訪れていた。令嬢たちと一緒に登校し、図書室で思いっきり甘えられ、教室でこっそりキスされ……さらに晩餐会で急接近した歌姫・アリアもまたベレトに会いに学園にやってくる。そんな令嬢たちとの甘い学園生活を経て専属侍女のシアともついにデートすることになり――。
「お慕いしております……。本当に、本当に大好きです……」
デートのさなか膝枕され、抱きしめられ、その想いに触れたベレトはシアとも強く結ばれることになる。卒業式が近づく中令嬢たちとの関係はより深まり――甘々学園ラブコメ第4弾。


おすすめ度:★★★★★


感想


 前の巻で関係性が大きく変わり、初登校の今巻。

 普段一緒にいるシア、自分の立ち位置を把握してしっかり者のエレナは安心して見れるが、ルーナがどのような反応をしてくれるのかとても楽しみにスタート。

 序盤から甘い空気が漂う本巻。(いいぞいいぞ)

 シアと二人でいつもの登校風景も空気が違っており、到着後はシアの無駄に高いスキルにより三人での初対面。

 どこかぎこちないながらもいい空気感が漂うという理想的な展開。

 それぞれが初の恋人ということで、そのぎこちなさがいい。

 そこからは空気をなじませるためにそれぞれとの一対一による関係性を深めるフェイズへ。

 それぞれ特徴がある時間の過ごし方と、何より驚いたのがルーナの”変化”!!!

 もちろん悪いどころか素晴らしい変化なのでもろ手を挙げて歓迎したいですし、今後も頑張ってもらいたいと応援しています。

 後半は今までなかったシアとの”デート”

 この二人だからこその空気感がとてもよく描かれていたので是非読んでもらいたい。

 もちろん前の巻で関係があり、ハーレム入りしそうなアリアとの邂逅もありましたが、そちらは”卒業”が鍵になるっぽい。

 ”卒業”後の進展についても展望だけ語られているので、個人的には続けてほしい。

 関係が変ったことで、”変わったこと”や”変わらないこと”がありますが、次巻以降ヒロイン達はどのようなスタンスを取り、関係性を深めていくのかとても楽しみです。

貴族令嬢。俺にだけなつく3

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