隣の席の高嶺の花は、僕の前世の妻らしい。 今世でも僕のことが大好きだそうです。

ファンタジア文庫

 こんにちは♪

 本日の一冊はこちら

あらすじ

学校一の美人から身に覚えのない理由で迫られてます。どうしよう。
「わたし達、今世でも結婚の約束したもんね!」「知らない過去の捏造やめて!?」
学校一の美少女、あるいは開校以来の才媛と言われる神騙かがり。そんな彼女が隣の席になったとたん、僕の「前世の妻」を自称して突然迫ってくるようになった。
戸惑う僕を意に介さず、神騙は突然腕に抱き着いてきたり、手料理を食べさせてくれたり、流れで放課後デートへ繰り出すことになったりと、僕の生活にぐいぐい入り込んできて――。
「一緒にいればいるほど、その人に自然と心を許しちゃうの。だから私は邑楽くんとずっと一緒にいるんだよ!」
「思考はぶっ飛んでるくせに、理論的に落としに来るんじゃないよ……!」
どこかズレた二人による、少し不思議なラブコメが登場です!


おすすめ度:★★★★


感想


 タイトル的にSF系の話になるのかと思ったら、思った以上に”普通”のラブコメだった。

 本作のメインギミックがまさにタイトルの通りだし、そこを起点にヒロインの猛攻がとてもいい味を占めていた。

 ”前世の嫁”ということで主人公への理解度が他作品より高いのもポイント高い。

 もちろん、主人公にもどこか引っかかるところはあるようだが、現状自覚無いのもいいので、是非このままいってほしい。

 今巻では基本的にヒロインが主人公に対してイケイケの状態で、少しずつ?距離を詰めていくところと、主要人物の性格や背景を読み手に説明している部分が多かったので、次巻からが本番かな?

 最初は主人公の家族構成に対して疑問に思っていた部分も今巻で解消されたので、今後は主人公と家族の問題も真摯に挑んでもらいたい。

 二人のラブコメがこの先どのようになるのか今後が楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました