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あらすじ
謎はすべて解けた……でも面倒だから君が説明して?(お願い♪)
三年前、人類の半分が死亡するウイルス拡散事件が起きて以来、世の中には超常的な犯罪が蔓延るようになっていた。
上空五百メートルにある密室で殺人が起きたり、学園の生徒が忽然と姿を消したり、大量の人命が生贄となったり。およそ人には不可能と思われる事件の数々は、すべて超常存在「悪魔」によるものだった。
それらを解決するのは、天国から派遣された怠惰で人見知りな美少女堕天使と、人類史上最悪の犯罪者――ウイルス拡散事件の犯人――の息子である高校生。
二人は自らの存在価値を証明するため、凸凹バディを組んで悪魔犯罪に立ち向かう!
おすすめ度:★★★★★
感想
表紙と題名からジャンルを勘違いした作品(笑)
天使と協力して恋愛成就をしていくタイプのラブコメ系かと思ったら、結構ファンタジー寄りのミステリーだった。
天使と悪魔がお互いの勢力争いをするのだが、その方法に対する手法が本当に面白かった。
確かに本作のような形はとてもわかりやすい形で優劣が付くので読んでいて違和感もあいまいな部分もなかった。
もちろん、超常の存在が行うことなので利害の範囲外の方法も多いのだが、それでもしっかりと理論が立っているのが素晴らしかった。
ミステリーという性質を持っており、さらに”悪魔”が騒動のきっかけになっていることから人の命が軽く見えるが、そもそもミステリー系って軽いよねという話。
探偵役は本作のヒロインにして”天使”である表紙の娘ですが、探偵として重大な欠点を持っている彼女と、とある理由で孤独な主人公の凸凹コンビも必見。
ミステリー系の作品が好きな方は読んでみてください。
いつもとは一味違うものが味わえるかも?
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