飛び降りようとしている女子高生を助けたらどうなるのか?4

ラノベ

 こんにちは♪

 本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

結城の実家で過ごす冬休み、二人の愛と絆が深まる第4幕。

「年末にアンタの言う太陽系一可愛い彼女連れてきなさいよ」
冬休み初日、母親からの呼び出しに応じ結城の実家へと向かうことになった二人。
緊張した面持ちの小鳥と初対面を果たす快活な母、そして兄とは対照的に家に引きこもりがちな弟。
更には結城祐介のことが好きだと宣言する幼馴染みも現れて!?
愛情、コンプレックス、恋心。結城祐介に向けられた様々な感情に触れつつ清水小鳥は遠地で変わらぬ思いを吐露するーー
「私は結城さんを愛するって、そう決めたんです」
結城祐介を形成してきた過去、そしてこれまで歩んできた軌跡が明かされる。
二人の愛と絆が深まる第4幕。

おススメ度:★★★

一言:書籍版のラストとしては消化不良が否めない。。。


感想


 様々な理由はあると思いますが、一旦書籍版の完結おめでとうございます。

 続きは『カクヨム』でということでしたので、ある程度出そろってから一気に読もうと思います。

 3巻の表紙から変わってまっとうに祐介と小鳥の仲睦まじい様子の表紙なので、2人のイチャラブ回かと思ったら…

 今巻のメインは残念ながら祐介の”弟”に焦点があてられた巻…

 そして明かされる”書籍”最終巻という唐突な情報に、最終巻なら新登場のキャラより祐介と小鳥の仲をさらに深めたり、二人の話をしてほしかったのが正直なところ。

 3巻がほぼまるまる翔子の話だっただけに期待も大きかったのですが…

 作品のテーマとして何かしらマイナスのことをプラスに転換していくというのはわかりますが、わざわざ新しい土地、新キャラでそれをやらなくても…

 一応、弟が兄に挑戦するために、今までやってこなかった自己改造を心が折れることなく、反骨精神でやりきるという感動は得ることができましたが、、、

 祐介と小鳥については思ったよりも語られず、2人がお互いにどのように想いあっているのかという部分を再確認する程度に抑えられた内容。

 祐介の実家という特別感のある場所なだけに結構肩透かしに合った感覚も…

 『カクヨム』では続きからということでしたが、祐介と小鳥がメインの話が続くのか、それともこの2巻のように周りから見た二人をフィーチャーした形にするかはわかりませんが、書籍の終わり方がとても中途半端に感じたのでまだ読んでいない方はどこまで読むか好みになってくる作品だと思います。

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