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あらすじ
変化を恐れこれまで何もできなかった眞昼(まひる)。
しかし、朝華(あさか)との一件をきっかけに、「勇(ゆう)にぃが自分を好きになるまでずっと諦めなければいい」と考えを変え、積極的なアプローチを始めた。
そんななか、迎えた勇の誕生日。
朝華は勇を箱根の温泉旅館に招待し、二人きりの温泉旅行を計画。
それに対して眞昼は部活の合宿地を箱根にし、朝華の妨害を試みる。
積極的な眞昼の言動に、県外の学校に通いなかなか勇に会えない朝華は焦りを感じ――
眞昼への抑止力として、奥の手(未夜)を使い!?
白熱するヒロインレースから目が離せない!
おすすめ度:★★★★★
感想
待ちに待った”夜”のターンということで、夜空をバックにどこか陰のありそうな未夜が表紙の今巻。
今までは朝華も真昼もそれぞれメインの巻だっただけに未夜がどう行動するのか楽しみだったのだが…
いい意味で裏切られ、そして、悪い意味で2人以上にヤバい存在が動き出す今巻…
勇の『恋愛観』を決定づけるエピソードも入っており、そのエピソードがある意味”呪い”となっていると思う…
そして、そのことを明確に覚えているというのが恐ろしい。
ここまでくると本当に”天然”での行動だったのか、それとも”計算”されたことだったのか…
すべてを読み終えるエピソードで背筋が凍る思いでした。
そんなラストはいったん置いておいて、今巻も前の巻に引き続き朝華と真昼のアプローチ合戦がメインの今巻に…
未夜がメインと思っていたらこれだったのですが、内容自体はとてもよく、二人がどのようなアプローチをしていくのか楽しみな話に。
恋敵が遠方にいるということで近場の距離感を武器に普段からアプローチをする真昼。
ただ、二人っきりになると普段の様子と全く違う様子になるので、とても乙女でよかったです。
そして遠方ということで普段会えないからこそ過激なアプローチと記憶に残る行動を取ろうとする朝華。
それぞれのアプローチに巻き込まれる未夜という構図がいいですね。
それにしてもなかなか”重い”ヒロインに囲まれた勇ですが、最初にも書きましたが、ラストを見ると未夜が全てを持っていった感が強かった…
これにより三人全員がヒロインレースに参加したので、次巻以降どういう展開になっていくのか?
そして、だれよりも重い感情を持っていた未夜がどう行動を起こすのか楽しみです。
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