時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4

ラノベ

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

公式あらすじ

 終業式の後、晴れて名前で呼び合う間柄となった政近とアーリャさん。気恥ずかしさから互いに煮え切らない態度で悶々とした時間を過ごす中、遂に待ちに待った統也主催による生徒会合宿がはじまった! 豪華絢爛な別荘宅とプライベートビーチ、夏祭りに花火と輝ける青春を謳歌する生徒会メンバー達。 リゾート地でのロマンチックなシチュエーションと非日常感に高揚したアーリャさんは挑発的な笑みを浮かべていてーー。「それで? 政近君は、どこにキスしてくれるのかしら?」 悶絶しそうになるほど刺激的な駆け引きを仕掛けてきて!? ロシアンJKとの青春ラブコメ、ちょっぴり過激な夏休み編!


おススメ度:★★★★★


 浴衣姿がいい味出している「ロシデレ」も早くも4巻。

 選挙のパートナーとなり、巻を追うごとにいい仲になってきている2人ですが、今巻は選挙戦も一旦お休みで仲が縮まること間違いないイベント盛りだくさんの”夏休み”!!!

 表紙からとりあえず浴衣を着るのは確定(期待)ですが、ほかはどうなるのか?

 選挙戦も忘れて遊ぶ姿は普通の高校生で、青春している生徒会メンバー。結構ターニングポイントになる巻だと思いますので、早く次巻が読みたくなる期待の一冊。

 明かされる政近の過去

 今巻で、政近の幼少期の様子が一部明らかに!!!

 周防の家の方針で英才教育を施されていたのは有希を見ても明らかですが、今巻では当時の様子が…

 ひどい喘息持ちだった有希の体を気遣って子供とは思えないような使命感を持って行動していた政近でしたが、遊びざかりの周囲からしたらその行動は奇異なもの映ったのでしょうね。

 そのような状況から待っているのは「いじめ」か「陰口」か…

 有希の名誉を守るために手をあげた政近を一方的に攻めることはできません、それによって確かに守られたものがあるのも事実。この状況を見ると今も昔も変わらず兄弟仲がいいことはうかがえました。

 そして3巻で登場した祖父の家に隔離されたことで、恐らく今の政近が形成され、両親の離婚というきっかけを得ることで完成されたことがわかります。

 離婚の際、両親のどちらについていくかで有希と話し合う場面が出てきますが、それぞれの想いがよくわかる一面です。

意外と盛りだくさんのイベント

case1有希との遊園地デート

 しょっぱなから出鼻を折るようですが、アーリャではなく、有希と遊園地へ…

 兄弟ですし、離婚してから遊べていない状況を鑑みるに兄弟仲を確認できるいい話ですし、今までも最初は有希が起点となって話が始まっていたので特に違和感はないですけどね。

 そして遊園地では兄妹というよりも恋人のような空気感で過ごす2人ですが、今までもたびたびそのような空気感をわざと出している部分もあったのであまり深くは考えないことに…

 それにしても、2人のデートですが、そこに予期せぬ人物が登場し、さらにカオスな盤面に…

 ・・・同好の士はどのような状況でも友好関係が築けることがわかりました…

case2アーリャとおうちデート?

 距離が近くなった2人ですが、もちろん2人っきりの場面がちゃんと用意されていました!!!

 「夏休みの宿題」をするという名目のもの、政近の家で過ごすという何とも色気もないイベントですが、感情の起伏が激しく、政近に淡い思いを秘め始めたアーリャにとってはこのイベントを逃す手はなく…

 あの手この手で政近の気を引こうとしますが、やはり本音はロシア語でばれていないという態で語られるのでそれをニヤニヤとしながら読むといういつものおいしい状況。

 3巻の前半のころの塩対応を予想している政近ですが、惹かれている男性にそんなことできるはずがなく、アーリャの変化にタジタジに(*’▽’)

case3生徒会で海へ旅行+夏祭り

 今巻のメインとなる話。

 女性が多い生徒会と海ということで素晴らしい水着回!!!

 生徒会メンバーの絆を深めるという名目で開かれた旅行なので、普段あまり深堀されない統也・茅咲カップルの過去も明らかにされ、ほのぼの?とした雰囲気での旅行回。

 普段は敵対しているアーリャと有希も今回ばかりは一時休戦で一緒に楽しむ姿も。

 そして、同時に表紙にもある通り、生徒会メンバーで夏祭りもあり、日本のお祭りに目をキラキラさせる九条姉妹は読んでいてほっこり。

 ただ、2人にかっこいい姿を見せようと空回りする政近の姿も必見!!!

過去と現在がつながって次巻へ

 夏祭りのラストでアーリャの恋心に気づいた政近ですが、両親の離婚を目の前にしたことから”恋”というものがわからず、整理するために”思い出”の場所へ。

 【マサーチカ】と過去に読んだ少女の幻影を追って追憶の旅の週着地点で出会ったのは・・・

 ここまで波風立たずアーリャ一筋で来ましたが、ここに来て嵐の前の静けさだったのか?

 有希は妹なので例外として、この遅れてきたヒロインはどのような影響を与えるのか、次巻がとても気になるラストでした。

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