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あらすじ
「フィン、リヴェリア、ガレス! Lv.7
到達おめや~~~~~~!!」
【ロキ・ファミリア】三首領、都市最高
位に到達す――。激震とともに走り抜け
た一報に、都市が、学区が、そしてアイ
ズたち冒険者が驚きと歓喜に包まれる。
更なるステージに上り詰めるフィン達に
多くの者が祝福の声を上げ、希望の未来
を夢見る中、彼等の主神は提案する。
「うちからのお願いや。後悔も喜びも思
い出して、いったん、初心に戻らんか?」
それはパルゥムの冒険。
それはハイエルフの旅立ち。
それはドワーフの雄飛。
【ロキ・ファミリア】を生んだ、始まり
の三人の物語が今、明かされる。
これは、もうひとつの眷族の物語。
――【剣姫の神聖譚(ソード・オラトリア)】――
おすすめ度:★★★★★
感想
今巻は今でこそオラリオの2大勢力(フレイアファミリアが無くなったことで最大勢力)の一つ【ロキファミリア】の黎明期の話。
ロキファミリアがどのような軌跡を歩んできたのか…
外伝を読んでいない方でもこの一冊で完結しているので、是非読んでもらいたい一冊。
ロキが、フィンが、リヴェリアが、ガレスがどのように出会い、そして今の関係に落ち着いたのか、その始まりの物語。
今では見ることができないそれぞれの姿が見られ、そしてリヴェリアが気にしているエイナとの間にある関係もここでしっかりわかることに。
ロキファミリアの黎明期を支えた”恩恵を受けていない”一人の少女にも注目してもらいたい。
本編には関係ないし、何なら外伝の本来の筋にも関係ないかもしれない、本来なら埋まっていた物語。
それでもそれぞれのキャラがそれぞれの想いをもって活動している本作で、このタイミングでロキファミリアの過去を持ってきたのは今後の展開にも重要になってくるのか?
リヴェリアが固執していた”鍵”の件も相まってとても興味深い話でした。
次の発刊は本編で、前の巻でネタバレしていた部分が、どのように補完されるのか、ベルがどのように侵入したのか気になります。(おおむねヘルメスがそそのかしたか?)
あと、フレイアファミリアの面々が今後どこのファミリアにコンバートしていくのかも気になるところ。
一つの区切りがついていてもまだまだ楽しみが尽きないダンまちの世界。
連続発刊もまだまだ6か月残っているのでとりあえず半年、楽しんでいきましょう。
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