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あらすじ
ミスコンで『ミス・ミューズ』代表を勝ち取った燈子と優は互いの気持ちをはっきりと意識するようになった。優は燈子をデートに誘い告白を決意する。しかし、デート直前に燈子の元カレ鴨倉に絡まれ、燈子の初恋の人について吹き込んできて!? 鴨倉のせいで妙にぎくしゃくしてしまった2人はサークルのイツメンと沖縄旅行に。そこになぜかカレンと明華もついてきて仲直りしたい2人はますますひっかき回されてしまい!? やっと自分たちの気持ちに素直になろうとしたのに、周りがそれを許してくれない! 優は燈子に告白できるのか! NTRから始まったリベンジラブコメついにフィナーレ!
おすすめ度:★★★
感想
完結おめでとうございます。
NTRから始まったじれったい恋愛物語。
最初の恋人の裏切りもあってなかなか一歩を踏み出せない二人でしたが、周りの協力を得て小さくも大きな一歩を踏み出したことで、望む未来を手に入れた二人。
協力者であり、二人の理解者である親友たちは今後とも二人と仲良くしてほしいほどのいいキャラで、ナイスなサブキャラでした。
そして、二人が言っていたように作品自体はここで終わりですが、二人の道のりは始まったばかり、今後も様々な困難やすれ違があるかもしれませんが、二人には幸せになってほしいですし、二人の物語はまだまだ続くので、サブキャラの二人には見守ってもらいたいですね。
今巻では臆病な二人が”伝えない”ことによるすれ違いが続き、ドキマギしていましたが、それによって話すことの重要性が生まれるといううまい流れ。
ここまで二人を見守ってきたからこそ二人の気持ちはわかっているのですが、臆病で、最初に裏切られたからこそその気持ちもわかります。
周りからせかされ、そして悪意による意図したすれ違いもあり、心理描写も良かったです。
内容自体は全体的によかったのですが、3巻でフェーズアウトしたのかと思ったカレンが二人の関係を進めるために再登場。
彼女には彼女なりの思惑があり、行動していたのはわかるのですが、最後まで語られることはなかったですが、いろいろ考察はできますが、ああいうキャラって作者様にしたら動かしやすいのかな?
個人的には友人に似たタイプの人物がいたため、思い出しいらだちのほうが大きかったため、彼女の登場によって違う意味でイライラしっぱなし…
周囲をかき回すタイプの人物が嫌いな方は今巻はあまり読まないほうが精神的にはいいかも?
なんにしても二人の門出がなったので、二人の今後に幸を願います。
改めて完結おめでとうございます。
今後のご活躍を期待しています。