営業課の美人同期とご飯を食べるだけの日常

ラノベ

 こんにちは♪

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あらすじ

弊社の営業課には美人と評判のエースがいる。名前は秋津ひより、俺の同期である。「入社時期が同じ」というだけでなく、なんと高校時代の同級生でもある。人気者の彼女と学生時代からの知り合いだなんて、周りにバレると面倒だ。なるべく彼女とは関わらないように過ごしているが……。
『昼一緒に食べられそうだけど、どう?』
なぜかランチを一緒に食べたり、帰り際に飲みにいったり、はたまた自宅で夕飯を食べるような仲になっていた。これは社会の荒波に飲まれた残業モンスター達が美味しいご飯を食べるだけの話。
そして、同期社員がほのかに宿した恋心をゆっくりと育む話。


おすすめ度:★★★★


感想


 珍しい社会人ラブコメ。

 結構好きな設定なので期待していた部分もあり楽しみな作品。

 まぁ、社会人的な”臆病”なところが結構見えており、人によってはそこで躓く人もいるかも?

 そして社会人の設定なので”仕事”のシーンがどうなるかも気になったところだが…

 日常パートではヒロインがひたすら攻勢に出ていて”答え”を待っている状態なのが途中からわかるのでそれを理解できると面白い。

 状況がすでに外堀は埋められ、半同棲状態という、、、まぁ、端的に言って”詰んでる”状態なのですが、主人公の覚悟が決まってないのが引っかかるところ。

 そんな状況なのでこっちからしたら出来レースをのんびり見れるというある意味おいしい展開。

 まぁ、社会人、そして”結婚”可能という点で一歩が重要なのかな?

 一方”学生”と”社会人”の一番の違いとして【仕事】という部分。

 ここで気になるのが”職場が異なる”、”部署が異なる”、”部署が一緒”等様々なシチュエーションが考えられるのもいいですね。

 しかも、そのすべてで【時間の共有】が難しいというのが個人的には一番の違いだと思っています。

 だからこそ社会人系のラブコメって底の部分をどれだけ濃く出来るかだと思うんですよね。

 そして、本作の【仕事】の部分ですが、、、

 まぁ、そういうこともよくあるよねという展開が多いので仕事の経験がある人はわかる部分が多いと思います。

 一部創作ということでご都合主義はありますが、ゆったりとした空気感がよかったです。

 ここから”詰んでいる”状態の主人公がどうやって【答え】を出すのか、そしてその【答え】が”どこ”なのか楽しみ。

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