隣の席の王女様、俺の前だけ甘々カノジョ

ファンタジア文庫

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あらすじ

隣の席の犬系美少女、実は王女様だった。バレた途端、俺にだけ懐いてくる!
「どうしてそんなに私を勘違いさせるのっ! もう好感度これ以上上がらないよ!?」(←この国一番の美貌を持つ王女)
俺に懐いてくる隣の席の子犬系美少女……実は王女でした。
貴族ばかりの魔導学園で特待生として入学した俺・ハイム。
平民と蔑まれるのも気にせず、魔術を研鑽していたら、ある日、王女の正体という国家機密を知ってしまう。
秘密を抱えながら、彼女を狙う傲慢貴族から守るために恋人のフリをすることに。
「ハイムくんと一緒にいたい! いたいいたいいたいの!」
二人きりで密着。手作りのお弁当。
俺の前でだけ王女様の態度はどんどん甘々に――
糖分たっぷりのロイヤルラブコメ開幕!


おすすめ度:★★★★


感想


 上質な糖分が接種できそうなタイトルだったので購入した作品。

 こういうタイトルから安心できる作品は個人的には買いやすいので好きです。

 タイトル通りというよりも魔法によって身分を偽りながら学園に通う王女が、いつものごとく主人公にばれるところから始まるが…

 徐々にというよりも坂道を転がるように主人公に惹かれていくヒロインがかわいくてよかった。

 また、想像力も強そうで、一人でいろいろ妄想する姿も残念感がありつつ、かわいい子がそういうことしても気持ち悪さとかより可愛さのほうが強いので良き。

 そして、主人公もまた、こちらは本当に徐々に徐々にという形でヒロインのことを意識していくというのが感じられる空気感好きですね。

 一応魔法や学園関連のことも触れときますが、

 ラブコメメインになりますが、主人公最強系です。

 というか、『魔法が好き』という気持ちが強く、『魔法バカ』と言えるほど情熱を注ぐ姿を目にしているからヒロインが惹かれたという要素もあるため、こういうタイプの最強系は読んでいても納得いく部分が。

 才能やチートだけならまたかと言えるのですが、基本的に魔法の事だけ考え、努力する姿はどのような形であっても、同性・異性問わず心地いい姿ですね。

 そしてファンタジー系の常として貴族社会の中に平民ということである程度の生きずらさも取れていたのもバランスがいい感じ。

 いろいろ展開させられそうな形なので、続きが気になるところ。

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