陰キャの俺が席替えでS級美少女に囲まれたら秘密の関係が始まった。

ラノベ

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あらすじ

俺の平穏な学園生活、間違いなく終わった……。
陰キャオタクの泉谷諒太は席替えでクラスカーストトップの美少女3人に囲まれてしまう。前には妹系の海山愛莉、左を向けばダウナーギャルの市之瀬優里亜、右を向けば黒髪清楚系委員長の黒木瑠衣。表向きは完璧な美少女だが、彼女たちの誰にも言えない秘密を知ってしまって…? 「お願いだからっ、こ、このこと……言わないでっ!」「あたしたちはこれからそういう関係になったから。」「これは、諒太君と私だけの秘密だよ?」平穏なオタクライフを過ごしたいだけだったのに、どうしてこうなった!?これ以上面倒ごとが起きないように、陰キャオタクが奮闘する板挟みラブコメ!


おすすめ度:★★★★


感想


 3人のヒロインから迫られるハーレムラブコメ。

 最初の要因は確かに『席替え』だったかもしれないが、そのあとの行動と”過去”にこそ原因はあり、、、

 という感じでそれぞれのヒロインに対して少しづつ深堀されているのもよかった。

 人気者だからこその苦悩や、行動。

 そして周囲からの”理想”。

 そういうのを無しにして”素”で接することができ、さらに”過去”に出会った『初恋の男の子』を想起させる行動を取る主人公。

 こういう流れ結構いいですね。

 さらに、本作を面白さを強くしている要素として、ヒロイン3人とかわした”秘密”だと思います。

 偶然知ってしまった、知るために行動してしまった、知らされてしまった。

 と三者三様の”秘密”の開示からのそれぞれに言えないという”秘密の共有”という形がいい感じにヒロインの好感度をあげつつ、物語を作り上げれていると思います。

 物語が進むにつれてヒロインたちの態度からほかのヒロインが察しつつ、妥協点をうまく作っていくのもいいですね。

 こんな序盤からぎすぎすしすぎるのも嫌ですし。

 今巻では”原因”と”過程”ですが、ここから本格的にヒロインレースが始まるのでは?

 もちろん一人ひとりに焦点を当てていってほしいという形もあるので、今後に期待です。

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