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あらすじ
追放された令嬢にとって、俺が唯一の味方らしい
「あのクソ王子クソ王子クソ王子」
侯爵令嬢エリカ・ソルンツァリは王子を巡る陰謀により追放された。
「恋人との駆け落ち」という体で国外に追いやられたエリカ。その恋人役に選ばれた冒険者シンは、仮初めの恋人役ながら理不尽な目に遭ったエリカのため剣を振るい――
「シン・ロングダガー、わたくし貴方を気に入りましたわ」
エリカに求められ、二人で暮らし始めるシン。一緒に冒険者として活躍しギルドに認められ、一つ屋根の下で自由な生き方をする。エリカとの距離も近づき――
「シン! 今日も冒険者生活ですよ!」
満面の笑みを向けてくれるようになりました。
おすすめ度:★★★★
感想
いつものジャケ買いをしつつ、冒頭部分から面白そうな展開で満足いく一冊だった。
唯一不満に思う点としては主人公とヒロインのスペック的にどうしようもないとわかっていても全体的にイージーすぎること。
最初こそ主人公最強系かと読み始めたらまさかのヒロインのほうが強いという結末。
そんな彼らがなぜ『冒険者』として追放されたかについては、もうね、あきれるしかないのですが、同時に人の欲望は行くところまで行くとすごいんだなぁという感想が…
もちろん自分もそういったことはあるかもしれませんが…
そんなとんでも展開から始まった本作。
戦闘描写は結構いいのですが、最初に書いた通り、チート級キャラガ二人そろってのイージーゲームです。
それ以外の面白さとしては両片思いの状態なのでそれがどこまで続くのかという点。
個人的に今巻における『冒険者』としての面白さはあまりなく、どちらかと言えば恋愛物としての評価が高め。
サクサク、ストレスゼロの作品が読みたい方にはいいかも?
次巻ではどういった状況になるのか楽しみです。(個人的にはヒロインの親友が押しかけてくる展開に期待。)