エルフ奴隷と築くダンジョンハーレム 4

ダッシュエックス文庫

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あらすじ

ドワーフの国でまた一つ、世界七大ダンジョンを攻略したマルス。
目的の禁忌の魔本を手に入れる事はできなかったが、落ち込んでいる暇はないと自らを鼓舞していた。
この長い旅の中で、多くの出会いと別れを経験し、更に目的意識を高めたマルスだったが、たった一つ気がかりなことがあった。
風の噂で聞いた、一人でダンジョン攻略をしているという謎の男《漆黒》――この存在に、なぜか嫌な予感を覚えていた。
そんな中、一行は遥か昔に滅ぼされたというリリアの故郷・世界樹の森へ向かうことに。だが、その道中に立ち寄った海で、美しい人魚・シオンと出会う。
「助けてください……!」――事情を聞いた一行は、海底ダンジョンへ向かう事になるが……。


おすすめ度:★★★


感想


 リリアの水着姿というご褒美から始まる4巻。

 その期待に副えるようにちゃんと水着回!!!

 もともとはリリアの故郷である”世界樹”へ向かう途中に海に出たことで予定変更。

 こういう寄り道や計画の変更も旅の醍醐味の1つですよね。

 そこで待っている新たな出会いの数々。

 物語も終盤、今回の出会いから一体どのような結末を迎えるのか…

 次巻が最終巻らしいので、楽しみな一冊。

 いつも通り、基本的には新しい出会いと仲間たちと仲を深めていくのがメイン。

 恥ずかしくて大胆になれないリリアが結構大胆に動く今巻はよかったです。

 もちろんほかのメンバーもいつも通り様々な魅力ある顔を見せてくれていたのでそこに関しては満足のいく一冊。

 問題なのはダンジョンパート・・・

 すでにおまけというか消化試合にもなっている取ってつけたようなダンジョンパートですが、今巻ではさらに悲惨なことに・・・

 いろいろ伏線を張っていたにもかかわらずダンジョンのボスは一応一矢報いたとはいえ、早い段階で退場。

 伏線では今回のボスは種族特性がとても高い『人魚』が封じるだけで精一杯という情報などから結構期待していたのですけど・・・

 1巻・・・よくて2巻のボス戦が熱かっただけに後半は本当に消化試合になっており、世界7大ダンジョンという設定がかわいそう…

 一応ラスボスっぽいのが突然登場したが、ここで引っ張ってくれるということは熱い戦いを期待しても大丈夫?

 そのラスボスのせい?おかげ?でマルスの前世が明らかになったが、みんなには些細な問題だったようで、すんなり受け入れてもらえたのはそれまでの人徳。

 マルスの前世の過去が一部公開されたが・・・

 なんにしろ、ラスボスも含めて世界樹での物語がどうなるのかラストが楽しみです。

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