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あらすじ
『神匠騎士団（アデプトオーダーズ）』として初の倶楽部対抗戦。あまり目立たず、ほどほどの成績で留める方針に少々ご不満な様子の叶馬（とうま）だったが、順調に勝ち進んで迎えた本戦。Ｂランク倶楽部『お尋ね者（ワイルドバンチ）』戦で蜜柑たちが傷つけられ、怒り爆発大暴走！？ そんな波乱の倶楽部対抗戦を終え、叶馬たちは更なる成長の機会を求め、以前発見していた未登録（アンノウン）のレイドクエストに挑むことに。そこは、白き鯨の祟り神が待ち受ける『伝承（レジェンド）』カテゴリーの高難易度レイドで――。
おすすめ度：★★★★★
感想
前の巻で少し話題に上った倶楽部対抗戦と叶馬たちが発見したレイドクエストの二本立ての今巻。
前半と後半で結構空気感が違うのもいいのですが、何よりも今巻の目玉はやはり表紙にもいるわんこ先輩が本格参戦！！！
地味にわんこ好きなので嬉しいです。
叶馬のハーレム要因ではないのですが、身内内で固まっていた今までと違って完全な”外”の存在なのだが、彼女自身がイリーガルな存在なのでどのタイミングで登場してもあまり困惑しない空気も好き。
行動理念が”食”という点で彼女がつかさどるものがモノだけに、しょうがないが食いしん坊キャラというのもいいですよね。
さて、今巻の前半は倶楽部対抗戦ということで、一種のお祭りですね。
われらが叶馬陣営は『目立たない』ことを信条にしているので残念なことに叶馬自身はほぼ謹慎状態…
周囲ではバトルを繰り返している光景をバトルジャンキーが見たらどうなるかはお察し(笑)
今回もいい感じの騒動を起こしているのでそこは読んで確認してください。
そして、ルール無用な学園で行われている行事なので、胸クソ展開も…
その後のすっきりまでしっかりしていたので良し!!!
後半は自分も大好きなわんこ先輩が”巻き込まれに来て”レイド戦へ。
無茶苦茶なことをしている面々だがレイド戦においては素人軍団だが、前回の石榴山での経験を生かして生産職の面目躍如!!!
今回はそこまで活躍の場はなかったですが、やはり後方支援は重要。
今後はレイドが増えていくのでそのたびに回収される拠点を楽しみにするのもいいですね。
幕間の物語もいい感じにぶっ飛んでいるので読んでいて爽快感はあります。
とりあえず、わんこ先輩が本当に可愛いので是非読んでみてください。
蜜柑先輩含めて本作の癒しです…
