こんにちは♪
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あらすじ
二度目のクリスマス。お互いの想いを確かめるように濃密な時間を重ねて――
ハロウィンでコスプレしたり、修学旅行でキスしたり、と今まで以上に関係性を進展させた由弦と愛理沙。
クリスマスでは一泊二日の遊園地デートでアトラクションを楽しんだり、イルミネーションを観たり、大晦日には一緒に年越し蕎麦を作ったり、新年の初詣には一緒にお参りするなど、甘く楽しいひと時を過ごしていく。
そして翌月のバレンタインデー。由弦が愛理沙の手作りチョコを期待して待っていると、学校の下駄箱に可愛いリボンで飾りつけされた箱が入っていて……。
ニヤニヤ必至の焦れ焦れ甘々ラブストーリー、第七幕です。
おすすめ度:★★★
感想
嵐の前の静けさとなりうる巻?
1巻から四季を経て、お互いの価値観をすり合わせ、そして関係を一歩一歩深め、物語は最終局面に…
・・・こうやって書くといいところがいっぱいだと思うのですが、なんだかんだ言って前の巻まではお互いが”何か”に悩んだりして、どこか駆け引きのようなものが見えていたのが、今巻ではただイチャイチャしているだけという…
特にこれといった特別なこともなく、ただただ”普通”の日常。
それ自体が悪いということではなく、今まで”家”・”血”・”子”、さらに”お互い”のことなど様々なことに悩んで解決してきていたので、今巻もそういった一つのテーマがあるのかと思ったら、思った以上の日常回。
一応最後のほうではにおわせがありましたが、どうなるか?
表紙の雰囲気も今巻だけ違うのは、好意の”終着点”を意識してのことなのか?
関係を深め、アリサの心に打ちつけられた”一言”。
その本来の意味が次巻で実感することができるのか?
そして、”旧家”という家がどのような場所なのか、今まで見られなかった『裏側』も見ることができるのか?
次巻で最終巻らしいので、どのような結末になるのか楽しみです。
表紙はラストで和服ということで『白無垢』ですかねぇ?
それともラストだけ彼女の容姿も併せて『ドレス』になるのか…
個人的にラストを飾るイラストにも注目しています。