けもみみ巫女の異世界神社再興記

ファンタジア文庫

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あらすじ

実家の神社で巫女として働く女子高生、御守涼香。ある日、謎の渦に巻き込まれる形で異世界へと転移してしまった彼女はご祭神――神様からの書状を受け取る。
曰く神様は、かつてこの異世界においても神獣として崇められていたらしいが、いつしか忘れ去られてしまっており、凉香には巫女として再び信仰を集めて欲しいのだという。
そのために、集めた信仰をポイントに換算して適宜使うことで《奇跡》を起こす不思議な力をはじめ、狐の耳と尻尾(神様の趣味)を与えられるのだが……!?
村人や教会の聖女を助けるうちに何故か祀られまくっちゃうまったりキュートなスローライフ系ファンタジー!


おすすめ度:★★★★


感想


 最近増えている百合作品の一つ。

 表紙からなんとなく左の子が異世界転移してきた子かと思いきや、けもみみのほうが異世界転移した主人公!!?

 初見だとビックリしましたが、思った以上にノリがいい主神にほっこり。

 神様のお導き(わがまま)に連れられて繰り広げられるスローライフは結構好みの内容。

 ご都合主義も結構「神様の言うこと」と割り切れば奇跡のたぐいなのでそれだけ信仰を深めていると思えるのはいい部分。

 陰ながら村の発展に協力しつつ、神社(生活拠点)を作るまでが今巻の流れ。

 唯一の政敵として教会の影が見えるが、中身が腐りきった汚職だらけの組織なのでどのような扱いになっても良心が痛まないのも◎。

 今巻では一旦手打ちになったが、話が進み勢力や信仰が拡大していけば正面からやりあうこともありえそうなので、そこらへんの展開は今後に期待。

 スローライフ系の作品が好きな人は好きだと思うので気になった方は是非読んでみてください。

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