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あらすじ
とある理由で大好きだったダンスを辞めてしまった俺、舞織流斗の夏休みは六年ぶりに再会したアメリカ帰りの幼なじみと尻を蹴り合うところから始まった。
「さあ来い! 私のお尻を狙って、ほら、遠慮なくドンと蹴ってくるがいい!」
うん、どうしてこうなった。
いつの間にか美少女に成長した幼なじみ、優月・アーリング星蘭はどうやらホームステイで俺の家に一緒に住むことになったらしい。
マジかよ。
「また、ルーくんのダンスを見たいなぁ」
これはダンスで挫折してしまった俺が再び星に向かって手を伸ばす青春ストーリー、或いはウザかわいい幼なじみに好き放題踊らされる、そんな何でもないような日々の物語である。
おすすめ度:★★★★
感想
幼い頃にかわしたたった一つの些細な”約束”
それを守るために努力し、そして一つのミスで”折れてしまった”主人公を奮い立たせるために会いに来たヒロイン。
正直この構図の時点で結構エモいのですが…
このヒロイン、さりげなく主人公に対して挫折したものに対して話題を出してないんですよね。
一応そういった『場所』や『作品』は見せるものの、そういう世界観ならありふれたものだから避けれないし、、、
自主性に任せつつ、自分との”約束”の場所へ向かうためにヤドリギになったヒロイン。
ヒロイン自身も主人公と”再会”をするために自分磨きをし、自らが彼の”主人公”になるつもりが、ラストには自身の配役を見直すことに…
そこに関する展開は王道だが、だからこそ光るものがある。
ラストでは何やら感動的なシーンだったのが…
そして、その”先”に待ち受けていたライバルの存在…
ライバルの心情が語られた幕間を経て今後どのように話が展開されていくのか…
今後が楽しみな作品です。
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