-インフィニット・デンドログラム-18.King of Crime

HJ文庫

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

王国において<UBM>への挑戦権をかけた一大決闘イベント、<トーナメント>の開催が迫ってきた。レイ達<デス・ピリオド>も準備にいそしむ中、意外な新規クラン加入希望者が現れる。人も増え、広いクランハウス探しも並行して行うレイだが、そこで彼はギデオン伯爵からある意外な申し出を受ける。一方、“監獄”に収監されているゼクス達も前代未聞の大犯罪を計画しておりーー

過去と現在が交差し、【破壊王(シュウ)】と【犯罪王(ゼクス)】の秘密が明かされる大人気VRMMOファンタジー第18巻!


おススメ度:★★★


”運営”によるイベントも終わり、皇国との戦争も近づく中の日常+クマニーサンことシュウと監獄で喫茶店のマスターをしているゼクスの過去回。

戦争に向けて個人の強化を目指すレイ達【デス・ピリオッド】に新たなメンバーを加えつつ、ホームの作成へ

そして、既出の情報で、スライムというほぼ無敵と言っていいゼクスをシュウがどのように監獄送りにしたか、そして、2人の因縁が記されます。

今巻も主人公であるレイの活躍はありませんが、ここで新たに出てくる設定等もあるので今後も楽しみたい方は必読です。

18巻までくると流石に新規の方はアニメの2期とかやらないと手が出しずらそうですね。。。

今回もあまり活躍しない主人公(;’∀’)

日常回なのもありますが、そう毎回瀕死の重傷を負われ続けるのも考え物ですが、レイの戦闘は皆無なので、彼が直近で何をやってデンドロ世界を過ごしているのか少しわかる巻になっています。

まず、戦争参加のために立ち上げた新生クラン【デス・ピリオッド】のクランオーナーとして自分よりレベルの低いメンバーの育成をちゃんと考えていましたね。

そして今回彼らのクランに驚きの新メンバーが参入!!!

そういう気配はありましたが、本当に実現するとは思いませんでした。

次にアルバイト?兼自己強化

大抵ゲームって基本的には金策と自己強化で過ごすことがメインになってきますが、レイのアルバイトは彼だからこそという内容に。。。

そこで手に入れたアイテムを今後どのように戦術に組み込んでいくのか戦闘回が楽しみです。

そして、話はMMOなどでおなじみの【ホーム】探しへ。

現実と言って過言でもない世界なので、ホームも様々な形や施設、場所を考える必要がありますが、メンバーから上げられる要望をどこまでかなえられる施設が手に入るか楽しみでしたが、まさかまさかの物件。。。

ほぼすべての要望をかなえた物件でしたがシュウの要望だけかなえられていません。しかし、彼ならそんな逆行すら壊して自分の要望をそのうち勝手に取り入れていそうですよね♪

レイだけでなくホームを手に入れ、新たな武器を手に入れた他のメンバーの活躍にも今後注目です。

レイの”リアル”での友好関係がヤバかった!!?

大学生であるレイの周囲ですが、すでにわかっているだけでも結構主要人物が固まっていたことには結構驚きましたが、リアルもそこそこ混ぜるなら近場にいたほうが話題にできるので納得できるのですが。。。

肝心のリアルの友人たちは皆別の国で遊んでいるので実際にはそこまで関りがなく、半分ガヤ要因になっていますが、輝夜をはじめとし結構な人物と関わっているのがわかっていました。

そして今回明かされたヤバい状況は、まさかフランクリンと隣同士で結構友好な関係を築いていたということ。。。

イラストもあり全く結びつかないということもありますし、シュウとは違ってリアルと顔が違うのでお互い気づいていないのが救いですが、気づいたら気づいたでヤバいことになるのは陽を見るより明らかな2人。。。どのタイミングで気づき、どのような関係になっていくのかちょっと楽しみではあります。

今巻のメイン!!!シュウvsゼクス

本編でもたびたび登場する【犯罪王】ゼクスがどのように監獄送りになったのかという過去話になりますが、今巻ではこちらがほぼメインのような扱い。

何度も対立と共闘を重ね、お互いの考えや立ち位置をわかりきった”親友”のような2人がどのように考え戦ったのか、そしてほぼすべての手札をさらす2人の対決はとても素晴らしかったです。

デンドロという”ゲーム”の中でだけ”自分”というものを感じることができるという環境にいたゼクスの想いがすべてさらけ出され、さらにシュウに”だけ”リアルの身のうちまでさらすというある意味最大の信頼をしているからこそ”知りたい”と思いその機会を逃さないあたりすごいですね。

実際ゼクスにはリスクを取ってシュウと戦うという選択肢はほぼありませんでしたし、それをすることで自分の所属するクランにマイナスになることも理解していたのにも関わらず、自らの欲望を優先したのは何とも言えません。

その機会が目の前にあってもリスクのほうが勝っていたなら手放す人がほとんどだと思いますし、逆にそのチャンスをしっかりとつかみ取った人が成功者となるのもわかっていますが、彼の場合そのチャンスをつかみ取った末何を得たのか。。。

今回は2人の見解が違う結果に落ち着きましたが、近いうちにゼクスは監獄を脱獄するということで、遠くない未来でもう一度2人の本当の意味での決着が見られる日が待ち遠しいですね。

戦争までの限りない時間で【デス・ピリオッド】の面々はパワーアップし、万全の状態までもっていけるのか。

次巻ではレイの活躍も期待できそうなので、とても楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました